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京都で不妊治療を検討している方の中には、「できるだけ薬を使わずに治療したい」「排卵誘発剤による体への負担が心配」「自然周期で体外受精はできるの?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
不妊治療、とくに体外受精では、卵子を採取するために排卵誘発剤を使う方法が一般的です。一方で、薬の使用をできるだけ抑え、自然に育つ卵胞をもとに採卵を目指す「自然周期」という考え方もあります。
ただし、自然周期はすべての人に向いている方法ではありません。薬剤の負担を抑えやすい一方で、採卵できる卵子の数が少なくなりやすく、採卵や移植まで進めない周期が出る可能性もあります。
このページでは、自然周期の不妊治療とはどのような方法なのか、低刺激周期や刺激周期との違い、自然周期が検討されやすいケース、メリット・デメリットを解説します。あわせて、京都で自然周期や低刺激の相談先として検討しやすいクリニック・病院の例も紹介します。
自然周期の不妊治療とは、主に体外受精における採卵方法の一つとして使われる言葉です。排卵誘発剤を使わない、または薬剤の使用をできるだけ抑えながら、自然な月経周期の中で育つ卵胞をもとに採卵を目指します。
体外受精では、卵巣から卵子を採取し、体外で精子と受精させたうえで、受精卵を子宮に戻す治療を行います。その最初のステップとなるのが、卵子を採取するための「採卵」です。
採卵に向けて卵胞を育てる方法には、自然周期、低刺激周期、刺激周期などがあります。クリニックによって呼び方や治療方針が異なることもあるため、「自然周期に対応しているか」だけでなく、薬をどの程度使うのか、低刺激周期も含めて提案してもらえるのかを確認することが大切です。
自然周期では、通常の月経周期の中で自然に育ってくる卵胞を観察し、排卵のタイミングに合わせて採卵を行います。
排卵誘発剤を使って複数の卵胞を育てる方法とは異なり、基本的にはその周期に自然に育った卵胞が対象となるため、採卵できる卵子の数は少なくなりやすい傾向があります。多くの場合、採卵できる卵子は1個前後となることもあります。
そのため、自然周期は「薬を使わないから楽な治療」というよりも、薬剤負担を抑える代わりに、1回ごとのチャンスが限られやすい治療方法と考えるとわかりやすいでしょう。
自然周期と似た言葉に「低刺激周期」があります。どちらも薬剤の使用を抑える考え方ですが、まったく同じではありません。
低刺激周期では、内服薬や少量の注射などを使い、卵胞の発育を補助しながら採卵を目指すことがあります。一方、刺激周期では、注射などの排卵誘発剤を使って複数の卵胞を育て、複数個の卵子を採取することを目指します。
| 方法 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自然周期 | 自然に育つ卵胞をもとに採卵を目指す | 薬剤の使用を抑えやすい | 採卵数が少なくなりやすい |
| 低刺激周期 | 内服薬や少量の注射で卵胞発育を補助する | 身体への負担と卵子数のバランスを取りやすい | 卵子数は刺激周期より少ない傾向がある |
| 刺激周期 | 排卵誘発剤を使って複数の卵胞を育てる | 複数個の卵子や胚を得られる可能性がある | 注射・通院・副作用などの負担が増える場合がある |
どの方法が適しているかは、年齢、AMHの値、卵巣機能、月経周期、過去の採卵結果、希望する治療スピードによって異なります。
「自然周期がよい」「刺激周期は避けたい」と最初から決めるのではなく、自分の状態に合う採卵方法を医師と相談しながら選ぶことが重要です。
自然周期は、すべての人にとって最適な方法というわけではありません。しかし、身体への負担や過去の治療経験、卵巣機能の状態によっては、自然周期や低刺激周期が選択肢になることがあります。
ここでは、自然周期の不妊治療が検討されやすいケースを紹介します。
排卵誘発剤による身体への負担が気になる方は、自然周期や低刺激周期に関心を持つことがあります。
体外受精では、採卵に向けて卵胞を育てるために、内服薬や注射を使うことがあります。薬剤を使うことで複数の卵子を得られる可能性がある一方、注射の負担や副作用への不安を感じる方もいます。
「できるだけ薬を使いたくない」「注射に抵抗がある」「体調への影響が心配」という場合は、初診時や治療方針を決めるタイミングで、自然周期や低刺激周期が選べるかを相談してみるとよいでしょう。
ただし、薬剤を少なくすれば必ずよい結果につながるわけではありません。卵子の数を確保した方が治療計画を立てやすいケースもあるため、医師の説明を受けたうえで判断することが大切です。
AMHが低い方や、卵巣機能の低下を指摘された方も、自然周期や低刺激周期を検討することがあります。
AMHとは、卵巣に残っている卵子の数の目安として使われる検査項目です。AMHが低い場合、排卵誘発剤を使っても多くの卵胞が育ちにくいことがあります。そのため、強い刺激を行うよりも、自然に育つ卵胞を大切に採卵する方針が検討される場合があります。
ただし、AMHが低いからといって、必ず自然周期が適しているとは限りません。年齢、月経周期、FSHなどのホルモン値、これまでの採卵結果によって方針は変わります。
AMHの数値だけで判断するのではなく、複数の検査結果や治療歴を踏まえて、自然周期・低刺激周期・刺激周期のどれが合っているかを相談しましょう。
過去の体外受精で、排卵誘発剤の注射や採卵周期の負担が大きかった方も、次の治療では自然周期や低刺激周期を検討することがあります。
たとえば、注射の回数が多くて精神的につらかった、採卵前後の体調不良が大きかった、卵巣過刺激症候群が心配だった、仕事との両立が難しかったという場合です。
このような経験がある方は、「前回の治療がつらかったので、刺激を抑えた方法を相談したい」と医師に伝えるとよいでしょう。
ただし、前回の治療がつらかった理由が、刺激方法そのものによるものなのか、通院スケジュールや採卵時の痛み、不安の大きさによるものなのかによって、対策は変わります。自然周期に切り替えるだけでなく、自己注射の方法、採卵時の麻酔、通院時間、カウンセリング体制なども含めて相談することが大切です。
不妊治療を始めるにあたり、「できるだけ自然に近い形で妊娠を目指したい」と考える方もいます。
このような方にとって、自然周期や低刺激周期は検討しやすい選択肢です。薬剤を最小限に抑えながら治療を進めることで、自分の身体のリズムに近い形で採卵を目指せる可能性があります。
京都市内では、田村秀子婦人科医院のように、自然に近い治療方針や身体づくりのサポートを重視しているクリニックもあります。漢方相談や生活面のアドバイスなども含めて相談したい方は、治療方法だけでなく、クリニック全体の診療方針も確認しておくとよいでしょう。
自然周期の不妊治療には、薬剤の使用を抑えやすいという特徴があります。ここでは、自然周期を検討する際に知っておきたい主なメリットを紹介します。
自然周期の大きな特徴は、排卵誘発剤の使用を抑えやすいことです。
刺激周期では、複数の卵胞を育てるために注射や内服薬を使うことがあります。一方、自然周期では、自然に育つ卵胞をもとに採卵を目指すため、薬の使用量を少なくできる場合があります。
薬剤への抵抗感がある方や、過去に排卵誘発剤で負担を感じた方にとっては、相談しやすい治療方針の一つといえるでしょう。
自然周期では、薬剤による卵巣刺激を抑えるため、身体的な負担を軽減しやすい場合があります。
注射の回数が少なくなる、卵巣が大きく腫れにくい、治療中の体調変化が少ないといった点をメリットとして感じる方もいます。
ただし、身体への負担が少ないかどうかは、治療内容や患者の状態によって異なります。採卵そのものの負担や、採卵できなかった場合の精神的負担があることも理解しておきましょう。
排卵誘発剤を使って多くの卵胞を育てる場合、卵巣過刺激症候群に注意が必要になることがあります。卵巣過刺激症候群とは、卵巣が過剰に反応し、卵巣の腫れや腹部の張りなどが起こる状態です。
自然周期では、強い卵巣刺激を行わないため、卵巣過刺激症候群のリスクを抑えやすい場合があります。
ただし、リスクの程度は年齢、体質、卵巣機能、使用する薬剤によって異なります。副作用が心配な場合は、治療前に医師へ確認しておきましょう。
過去に刺激周期で思うような結果が出なかった方や、刺激による負担が大きかった方にとって、自然周期や低刺激周期は次の選択肢になることがあります。
たとえば、強い刺激をしても採卵数が増えにくかった場合や、採卵数は多くても胚盤胞まで育つ数が少なかった場合には、刺激方法の見直しが検討されることがあります。
自然周期が必ずよいというわけではありませんが、「前回と同じ方法を続けるべきか迷っている」という方は、別の採卵方法として相談してみる価値があります。
自然周期にはメリットがある一方で、注意すべき点もあります。薬剤負担を抑えやすい反面、採卵できる卵子の数が限られやすいため、治療計画に影響することがあります。
自然周期では、自然に育つ卵胞をもとに採卵するため、採卵できる卵子は少なくなりやすい傾向があります。
刺激周期では複数の卵胞を育て、複数個の卵子を採取できる可能性があります。一方、自然周期では1個前後の卵子を目指すことが多く、受精や胚培養の結果によっては、移植まで進めないこともあります。
そのため、1回の採卵で複数個の胚を確保したい方や、できるだけ早く妊娠の可能性を高めたい方にとっては、自然周期が最適とは限りません。
自然周期では、自然な排卵のタイミングを見ながら採卵日を決めます。そのため、採卵前に排卵してしまい、予定していた採卵ができないことがあります。
排卵のタイミングを予測するために、超音波検査やホルモン検査を行いながら慎重に進めますが、自然周期では身体のリズムに左右されやすい点があります。
仕事や家庭の都合で急な通院が難しい方は、採卵日が直前に決まりやすいことも含めて、通院スケジュールを確認しておくと安心です。
自然周期では、採卵数が少ないため、採卵できても受精しない、受精しても胚が育たない、移植できる状態まで進まないということがあります。
これは自然周期に限ったことではありませんが、採卵できる卵子の数が少ない分、1回の周期で移植まで進める可能性が限られやすくなります。
そのため、自然周期を選ぶ場合は、1回ごとの結果に一喜一憂しすぎず、複数周期を見据えて治療計画を立てることも大切です。
年齢が上がるにつれて、卵子の数や質、胚盤胞到達率、流産率などが変化します。自然周期では1回に得られる卵子の数が少なくなりやすいため、年齢によっては治療期間が長くなる可能性があります。
とくに35歳以上、40歳以上で妊娠を急ぎたい場合は、自然周期だけにこだわるのではなく、刺激周期や低刺激周期も含めて、どの方法が自分に合っているかを相談することが重要です。
自然周期は、身体への負担を抑えやすい方法ではありますが、妊娠までの時間や治療回数も含めて考える必要があります。
自然周期は、排卵誘発剤の使用を抑えやすく、身体への負担を軽減しやすい治療方法として紹介されることがあります。
しかし、自然周期は「楽に妊娠できる治療」という意味ではありません。採卵できる卵子の数が少なくなりやすく、採卵できない周期や、移植まで進めない周期が出る可能性もあります。
薬剤の負担が少ない一方で、「今周期は採卵できなかった」「受精しなかった」「移植まで進めなかった」という結果に向き合う精神的な負担が生じることもあります。
そのため、自然周期を検討する際は、身体への負担だけでなく、年齢、卵巣機能、治療に使える時間、費用、通院のしやすさ、妊娠を希望する時期も含めて考えることが大切です。
「自然周期で治療したい」と決めて受診するよりも、「自然周期や低刺激周期も含めて、自分に合う方法を相談したい」と伝えると、医師と治療方針を話し合いやすくなるでしょう。
京都で自然周期の不妊治療を検討する場合は、「自然周期に対応しているか」だけでクリニックを選ぶのではなく、治療方針の説明や検査体制、費用、通院しやすさも含めて確認することが大切です。
自然周期は、患者の年齢や卵巣機能、月経周期、過去の治療歴によって向き不向きが変わります。そのため、自然周期を希望する場合でも、複数の採卵方法を比較しながら、自分に合った治療方針を提案してくれるクリニックを選びましょう。
自然周期を検討する際は、自然周期だけをすすめるのではなく、低刺激周期や刺激周期との違いをわかりやすく説明してくれるかを確認しましょう。
自然周期は薬剤の使用を抑えやすい方法ですが、採卵できる卵子の数が限られやすいという特徴があります。一方で、刺激周期では複数の卵胞を育てることで、複数個の卵子や胚を得られる可能性があります。
どちらがよいかは、患者ごとに異なります。年齢やAMH、卵巣機能、妊娠を希望する時期、これまでの治療結果を踏まえて、複数の方法を比較しながら説明してくれるクリニックであれば、納得して治療方針を決めやすくなります。
自然周期が合うかどうかは、年齢やAMHの値だけで決まるものではありません。
AMHが低い場合でも、自然周期が適していることもあれば、低刺激周期や刺激周期を検討した方がよいこともあります。また、同じ年齢でも、月経周期の状態、FSHなどのホルモン値、過去の採卵数、受精率、胚盤胞到達率によって、治療方針は変わります。
過去に不妊治療を受けたことがある方は、検査結果や採卵・移植の記録を持参すると、より具体的な相談がしやすくなります。初めて不妊治療を受ける方も、自然周期にこだわる前に、まずは検査を受けて自分の状態を把握することが大切です。
自然周期では、採卵できる卵子の数が少なくなりやすいため、採卵後の受精・培養・移植までの流れも重要です。
限られた卵子をどのように受精させるのか、体外受精と顕微授精のどちらを選ぶのか、胚をどの段階まで培養するのか、新鮮胚移植にするのか凍結胚移植にするのかによって、治療計画は変わります。
そのため、自然周期を検討する場合は、採卵方法だけでなく、培養体制や胚移植の方針まで一貫して相談できるかを確認しましょう。医師だけでなく、看護師や培養士に相談できる体制があるかも、安心して治療を進めるうえで大切なポイントです。
自然周期で体外受精を行う場合、保険診療の範囲で受けられるか、自費診療になるかは、年齢、治療回数、治療内容、クリニックの方針によって異なる場合があります。
体外受精は保険適用の対象となるケースがありますが、すべての治療や検査が保険で受けられるわけではありません。先進医療や一部の検査、治療方針によっては自費診療となることがあります。
自然周期を希望する場合は、初診時や治療計画を立てる段階で、次の点を確認しておきましょう。
費用はクリニックごとに異なるため、公式サイトの料金表だけで判断せず、実際の治療計画に沿って確認することが大切です。
京都には、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に対応しているクリニック・病院があります。自然周期を希望する場合は、各施設での対応状況や治療方針を事前に確認しましょう。
ここでは、京都で不妊治療を検討する際に比較候補となる実在のクリニック・病院を紹介します。なお、自然周期への対応状況は患者の状態や治療計画によって異なる場合があるため、最新情報は各クリニックの公式サイトまたは直接問い合わせで確認してください。
足立病院 生殖医療センターは、京都市中京区にある不妊治療対応施設です。体外受精や顕微授精、凍結融解胚移植などの高度生殖医療に対応しており、一般不妊治療からARTまで幅広く相談できます。
体外受精を検討している方にとっては、採卵方法だけでなく、受精、培養、胚移植、凍結保存まで一貫して相談できる点が特徴です。自然周期を希望する場合も、刺激周期や低刺激周期との違いを含めて、治療方針を確認しておくとよいでしょう。
また、足立病院 生殖医療センターは、医師、看護師、培養士などが連携するチーム医療の体制が整っているため、治療中の不安や疑問を相談しながら進めたい方にも向いています。
田村秀子婦人科医院は、京都市中京区にある婦人科医院です。タイミング療法や薬物療法、人工授精、体外受精、顕微授精など、一般不妊治療から高度生殖医療まで対応しています。
同院は、できるだけ自然に近い形で妊娠を目指したい方や、身体づくりから不妊治療を考えたい方と相性のよいクリニックです。専門薬剤師によるオンライン漢方相談や、食事・サプリメントなどのアドバイスも行っており、治療だけでなく生活面も含めて相談しやすい点が特徴です。
自然周期を希望する場合は、完全自然周期に対応しているか、低刺激周期を含めて提案してもらえるか、初診時に確認しておくとよいでしょう。
京都IVFクリニックは、京都市下京区にある不妊治療専門クリニックです。体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を検討している方にとって、比較候補となる施設の一つです。
自然周期を希望する場合は、自然周期・低刺激周期・刺激周期のどの方法に対応しているか、治療方針を事前に確認しておくとよいでしょう。ART専門のクリニックで相談したい方や、体外受精を中心に検討したい方に向いています。
また、京都IVFクリニックは、阪急京都線「京都河原町駅」からアクセスしやすい立地にあるため、通院のしやすさを重視する方にも検討しやすいクリニックです。
醍醐渡辺クリニックは、京都市伏見区にある不妊治療対応クリニックです。人工授精や体外受精など、患者の状態に応じた不妊治療に対応しています。
自然周期を希望する場合は、自然周期や低刺激周期への対応状況、採卵方法、費用、通院スケジュールについて確認しておくとよいでしょう。伏見区や山科区、宇治方面から通院しやすいクリニックを探している方にとって、比較候補となります。
また、地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩圏内にあるため、駅近で通院しやすい点も特徴です。
自然周期を希望する場合は、対応の有無だけでなく、ARTへの対応、通院しやすさ、相談できる内容を比較することが大切です。
| クリニック名 | 所在地 | 自然周期に関する確認ポイント | ART対応 | 相談しやすい人 |
|---|---|---|---|---|
| 足立病院 生殖医療センター | 京都市中京区 | 自然周期・低刺激・刺激周期の選択肢や費用を確認 | 体外受精・顕微授精・凍結融解胚移植など | 自然周期も含めて体外受精を総合的に相談したい人 |
| 田村秀子婦人科医院 | 京都市中京区 | 自然周期や低刺激周期を含めた治療方針を確認 | 体外受精・顕微授精など | 身体づくりや自然に近い治療方針も相談したい人 |
| 京都IVFクリニック | 京都市下京区 | 自然周期への対応可否を事前に確認 | 体外受精・顕微授精など | ART専門クリニックで相談したい人 |
| 醍醐渡辺クリニック | 京都市伏見区 | 自然周期・低刺激周期の対応状況を確認 | 人工授精・体外受精など | 伏見区周辺で不妊治療を相談したい人 |
※自然周期・低刺激周期への対応状況は、患者の状態や治療計画、保険診療・自費診療の区分によって異なる場合があります。受診前に各クリニックの公式サイトまたは窓口で最新情報を確認してください。
自然周期を希望している場合でも、初診時に「自然周期で治療したいです」とだけ伝えるより、複数の採卵方法を比較しながら相談する方が、自分に合った治療方針を見つけやすくなります。
ここでは、初診時や治療方針を決める際に確認しておきたい質問を紹介します。
自然周期は、薬剤の使用を抑えたい方や、できるだけ自然に近い形で治療を進めたい方にとって、魅力的に感じられる方法です。
しかし、不妊治療の目的は「自然周期を選ぶこと」そのものではなく、妊娠の可能性を考えながら、自分に合った治療方法を選ぶことです。
年齢が高い場合や、早めの妊娠を希望する場合は、複数個の卵子や胚を確保した方が治療計画を立てやすいこともあります。一方で、卵巣機能や過去の治療歴によっては、刺激を強めても期待したほど卵胞が育たないこともあります。
そのため、自然周期だけにこだわるのではなく、低刺激周期や刺激周期も含めて、自分に合う方法を相談することが大切です。
自然周期を希望する場合は、次のように伝えると、医師と話し合いやすくなります。
できるだけ薬剤の使用を抑えた治療を希望しています。自然周期や低刺激周期も含めて、私の年齢や検査結果に合う採卵方法を相談したいです。
このように伝えることで、希望を尊重してもらいながら、医学的な視点も含めた治療方針を検討しやすくなります。
A:自然周期は、排卵誘発剤を使わない、または使用を抑えながら採卵を目指す方法として説明されることが多いです。ただし、クリニックや治療方針によっては、排卵のタイミング調整や卵胞発育の補助として薬を使う場合もあります。完全自然周期なのか、低刺激周期も含むのかは、受診時に確認しましょう。
A:排卵誘発剤の使用を抑えやすいため、薬剤による身体的負担を軽減しやすい場合があります。一方で、採卵できる卵子が少なくなりやすく、採卵や移植まで進めない周期が出ることもあります。身体的な負担だけでなく、治療回数や精神的な負担も含めて考えることが大切です。
A:AMHが低い場合、自然周期や低刺激周期が選択肢になることがあります。ただし、AMHだけで治療方針が決まるわけではありません。年齢、月経周期、ホルモン値、過去の採卵結果などを踏まえて判断する必要があります。
A:京都には、体外受精や顕微授精などのARTに対応しているクリニック・病院があります。足立病院 生殖医療センター、田村秀子婦人科医院、京都IVFクリニック、醍醐渡辺クリニックなどは、自然周期や低刺激周期を含めた治療方針を相談する際の比較候補になります。対応状況は患者の状態や診療方針によって異なるため、受診前に確認しましょう。
A:どちらがよいかは一概にはいえません。自然周期は薬剤負担を抑えやすい一方、採卵数が少なくなりやすい方法です。刺激周期は複数の卵子や胚を得られる可能性がありますが、注射や通院、副作用などの負担が増える場合があります。年齢やAMH、治療歴、妊娠を希望する時期を踏まえて、医師と相談しましょう。
京都で自然周期の不妊治療を検討する場合は、自然周期への対応有無だけでなく、低刺激周期や刺激周期も含めた治療方針の幅、ARTの実施体制、費用、通院しやすさを確認することが大切です。
自然周期は、薬剤の使用を抑えやすい一方で、採卵できる卵子の数が限られやすく、採卵や移植まで進めない周期が出る可能性もあります。そのため、「自然周期なら負担が少ないから安心」と考えるのではなく、年齢やAMH、過去の治療歴、妊娠を希望する時期を踏まえて判断しましょう。
京都には、足立病院 生殖医療センター、田村秀子婦人科医院、京都IVFクリニック、醍醐渡辺クリニックなど、体外受精や顕微授精を相談できるクリニック・病院があります。自然周期を希望する場合は、各施設での対応状況や費用、治療方針を事前に確認することが重要です。
まずは検査結果をもとに、「自然周期・低刺激周期・刺激周期のどれが自分に合うか」を医師に相談してみましょう。自分の身体の状態と希望の両方を踏まえて治療方針を選ぶことが、納得して不妊治療を進める第一歩になります。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf