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タイミング法は、身体的・経済的な負担が少なく、自分のペースで、無理なく続けやすいことで知られています。具体的な費用はどのくらいなのでしょうか。ここでは、費用相場や保険適用でいくらになるのかまとめ、対象となるのはどのような方などかについてご紹介します。
治療では、妊娠につながる排卵日を把握し、その時期に性交渉のタイミングを合わせて妊娠の確率を上げる不妊治療の1つです。まず、性交渉のタイミングは、基礎体温や超音波検査、血中ホルモン値などをチェックしながら、排卵のある日を予測します。
経腟超音波検査で卵胞の大きさや子宮頚管粘液性状などを確認し、総合的な判断を行い、タイミングをとる方法です。
治療では、過去の基礎体温のグラフをもとに、低温期から上昇期の数日を排卵日と推測。排卵時期が近づいてきたら医療機関を受診し、経腟超音波検査で卵胞の大きさや、子宮頸管粘液の性状などを確認し、総合的に判断してタイミングを取る流れとなっています。
もし必要があれば、排卵のタイミングが適切だったかどうか超音波検査を行って確認することになります。
どのような方が治療対象になるのでしょうか。
対象となるのは、諸検査の結果、自然妊娠が可能と診断されたカップルです。ここでは、対象となる人はどのような人なのか解説します。
対象となるのは、不妊症の検査を行った結果、明確な不妊の原因がなく、自然妊娠できる可能性のあるカップルです。避妊を行わずに半年間性交渉をしても妊娠が成立しなかった方はタイミング法へ進みます。
卵管に異常が見られないこと、排卵がほぼ順調なことが条件です。排卵障害があったとしても軽症なら認められる場合があります。もしも、卵管閉塞や重度の排卵障害が確認された場合は、医師より、体外受精などの高度生殖医療を勧められる方もいます。
精液検査を行った結果、正常と診断された方が対象です。軽度の異常が確認された場合は、サプリメント・内服薬の使用で改善するケースもあります。
重度の場合は、高度生殖医療を勧める方もいるのが特徴です。また、精子の数が少ない・動きが悪い・射精障害や勃起障害などがあり性行為が困難な状況にあるケースでは、人工授精を勧められるケースもあります。
なお、パートナーの出張が多く性交渉のタイミングを合わせにくい場合や、何らかの原因があり性交渉がうまくいかないケースでは、成功しない可能性もあります。
費用は、通院や薬剤処方の有無、検査の回数など状況によって異なりますが、1周期あたりおよそ2,000円〜3,000円ほどかかります。
主に、基礎体温や超音波検査、尿検査などを行って適切なタイミングを決める必要があるため、診察や検査に関する費用があれば済みます。しかし、排卵日予測のため、超音波検査を月に複数回行ったり、排卵促進のための排卵誘発剤を処方したりする場合には、およそ10,000から20,000円ほどの必要なケースもあります。
2022年から不妊治療が保険適用になったことに伴い、医療機関においての窓口負担は、3か月に1回一般不妊治療管理料を750円(3割負担)で支払うことになっています。実施した検査・治療によって診療費の自己負担が生じるケースがあります。
保険診療の場合は、一連の治療(排卵術から胚移植までの工程)を保険の範囲内で行わなければならず、自費診療の併用は混合診療として原則認められていないため、注意が必要です。
なお、タイミング法や人工授精には、年齢や回数の制限がありませんが、「生殖補助医療」では、不妊治療開始時が43歳未満と決められています。治療費の詳細については、受診予定の医療機関へ確認するようにしてください。
A:タイミング法は、排卵日を予測し、その時期に性交渉のタイミングを合わせることで妊娠の確率を高める治療法です。基礎体温、超音波検査、ホルモン値などをもとに排卵日を判断し、医師が適切な時期をアドバイスします。身体への負担が少なく、自然妊娠に近い方法として、最初に選ばれることが多い治療です。
A:不妊検査の結果、明確な不妊原因が見つからず、自然妊娠の可能性があると診断されたカップルが対象になります。女性側は卵管に大きな異常がなく、排卵が比較的安定していること、男性側は精液検査で大きな問題がないことが目安です。重度の排卵障害や精子異常がある場合は、人工授精や体外受精が勧められることもあります。
A:通院回数や検査内容にもよりますが、1周期あたり2,000円〜3,000円程度が一般的な目安です。超音波検査の回数が増えたり、排卵誘発剤を使用したりする場合は、1周期で1万〜2万円程度かかるケースもあります。費用は医療機関や治療内容によって差があるため、事前に確認しておくと安心です。
A:はい、タイミング法は一般不妊治療として保険適用の対象です。2022年以降、3か月に1回「一般不妊治療管理料」を3割負担(750円)で支払う形となっています。ただし、実施した検査や投薬の内容によっては、別途自己負担が発生する場合があります。
A:タイミング法や人工授精には、年齢制限や回数制限は設けられていません。一方で、体外受精などの生殖補助医療では、治療開始時に女性が43歳未満であることや回数制限が設定されています。タイミング法をどのくらい続けるかは、年齢や治療経過をふまえて医師と相談しながら判断していくことが大切です。
基礎体温や血液検査、超音波検査などの諸検査を行うことにより排卵日を正確に予測し、妊娠の可能性が高まるタイミングについてアドバイスをもらう方法です。受精・妊娠などの流れが自然妊娠と同様であり、身体にかかる負担を軽減できます。また、医療機器や専門的な治療、手術などが不要なことから、経済的な負担も軽減できる治療法です。
費用は、通院している医療機関や内服薬処方、検査の回数などによって若干異なり、1周期あたりおよそ2,000円〜3,000円ほどかかります。2022年より、不妊治療が保険適用になったことに伴い、医療機関においての窓口負担は、3か月に1回一般不妊治療管理料を750円(3割負担)で支払う必要があります。しかし、実施した検査・治療によって診療費の自己負担が生じるケースがあるため、費用の詳細は、受診予定の医療機関へ直接確認するようにしましょう。
当サイトでは、京都市の不妊治療に対応している医療機関や不妊治療の基礎知識などを解説しています。不妊治療の成功率は年齢でどう変わるのか、リアルなデータと判断基準も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf