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「なかなか妊娠に至らない」「何が原因なのか知りたい」――多くの方がまず気になるのが、女性側にどのような不妊原因があるのかという点です。不妊は決して女性だけの問題ではありませんが、女性の身体は周期やホルモンバランスの影響を受けやすく、年齢による変化も大きいため、早めに原因を知ることが妊娠への近道になるケースも少なくありません。
この記事では、女性側に多い不妊原因・検査でわかること・日常生活で気をつけたいポイントを丁寧にまとめました。さらに、自己判断で悩み続けるのではなく、信頼できる不妊治療クリニックで早期に相談する重要性についても解説します。
女性不妊とは、排卵・受精・着床といった妊娠のプロセスのどこかに問題が生じ、自然な妊娠が難しくなる状態を指します。原因はひとつに絞られるとは限らず、複数の要因が重なって妊娠しづらくなることもあります。
重要なのは、「誰が悪い」ではなく、「何が関係しているのか」を知ること。原因を知ることで、適切な治療方針や今後のステップが見えやすくなります。
ここでは、女性に多く見られる不妊原因をわかりやすく紹介します。
妊娠の基本となる「排卵」に問題があるケースです。排卵が不規則または起こらないと、自然妊娠は難しくなります。
などが代表的な原因です。月経周期の乱れがある場合、排卵障害が隠れていることがあります。
卵管は「卵子と精子が出会う場所」。ここに問題があると受精そのものが難しくなります。
卵管造影検査で状態を確認できますが、自覚症状がないまま進むことが多いため、検査で初めて問題が分かるケースもよくあります。
受精卵が着床し、育っていくための「子宮」に問題があるケースです。
痛みが強く出る場合もあれば、症状がほとんどないまま着床の妨げになっているケースもあります。
女性の不妊で特に重要な要因が卵子の質(卵巣予備能)の低下です。卵子は年齢とともに減少し、質も変化していきます。
などに影響します。卵巣予備能は、AMH検査(抗ミュラー管ホルモン)で大まかな目安を知ることができます。
排卵期に分泌される「頸管粘液」が少なかったり、性質に問題がある場合、精子が子宮内へ進みづらくなることがあります。治療としては人工授精(AIH)が選ばれることが多いです。
検査をしても、はっきりした異常が見つからない「原因不明不妊」も約1〜3割に存在します。免疫反応や着床環境の問題など、現在の検査ではわかりにくい領域が影響している可能性もあります。
原因が分からなくても、治療方法(タイミング法・人工授精・体外受精)が効果を発揮するケースは多くあります。
次のような症状・状況がある場合、一度検査を受けることが推奨されます。
あくまで目安ではありますが、ひとつでも気になる点があれば、早めに専門クリニックで相談するのがおすすめです。
女性の不妊検査は段階的に進められ、多くは月経周期に合わせて行います。
月経2〜5日目に採血して、排卵や卵巣機能に関わるホルモンの状態を確認します。
卵巣に残っている卵子の数の目安を知るための大切な検査です。年齢に関係なく個人差が大きいため、将来の治療方針を考える指標にもなります。
子宮・卵巣の状態を確認し、筋腫・内膜症・卵胞の発育などをチェックします。
卵管の通りや形を調べる検査で、女性不妊の原因を探る上でとても重要です。検査後に妊娠率が上がる「卵管通水効果」が期待できることもあります。
子宮内のポリープ・癒着・形態異常などを直接観察します。
必要に応じて、慢性子宮内膜炎の検査、免疫検査、甲状腺検査などを追加する場合があります。
女性の妊娠力は、年齢とともに変化していきます。そのため、
という点から、早めに専門クリニックに相談するメリットは非常に大きいと言えます。
女性側の原因が関係している場合でも、妊娠はパートナーとの協力が不可欠です。
など、ふたりで歩む姿勢が、治療の継続やストレス軽減につながります。
次に該当する場合は、不妊治療専門クリニックでの相談をおすすめします。
不妊治療クリニックでは、専門的な検査だけでなく、ライフプランや希望に合わせた治療方針を一緒に整理してくれます。相談だけでも問題ありません。
子宮内膜症・子宮筋腫・ホルモン異常など、女性特有の疾患に詳しい専門医がいると心強いです。
検査や治療は複数回の通院が必要です。夜間診療・土日診療・オンライン予約の有無も重要です。
治療の不安・ストレスに寄り添ってくれる体制があるかどうかも、続けやすさに影響します。
当メディアでは、女性不妊の相談をはじめとした、治療の目的別に際立った特徴を持つ3院をご紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
A:必ずではありませんが、排卵障害が隠れている可能性があります。早めにホルモン検査や超音波検査を受けることをおすすめします。
A:一般的に、35歳頃から卵子の質の変化が顕著になり、妊娠率・着床率に影響すると言われています。年齢を踏まえた治療戦略が大切です。
A:超音波検査・採血など、基本的な検査は痛みの少ないものが中心です。卵管造影検査は不安を感じる方もいますが、医師が状態に合わせて丁寧に対応してくれます。
A:原因不明の不妊でも、タイミング法・人工授精・体外受精などの治療が有効なケースは多数あります。専門クリニックで状況に合わせた方法を相談しましょう。
女性側の不妊原因は多岐にわたり、見えないまま進むケースも多くあります。しかし、
というメリットがあります。まずは不安をひとりで抱え込まず、信頼できる不妊治療クリニックで相談することをおすすめします。
ひとくちに不妊治療クリニックといっても、
など、特徴はさまざまです。
当サイトでは、「治療の目的別に、際立った特徴を持つ3つの不妊治療クリニック」を厳選して紹介しています。不妊原因の検査を受けたい方、治療方針について相談したい方、働きながら治療を続けたい方など、ご自身の目的に合う施設を選ぶ参考としてご活用ください。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf