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「京都でタイムラプスを導入しているクリニックはどこ?」
「タイムラプスがある方が妊娠しやすいの?」
「追加費用はどれくらいかかる?」
体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)を検討している方の中には、“タイムラプス培養”という言葉を目にして気になっている方も多いのではないでしょうか。
タイムラプスは、受精卵(胚)の成長過程を連続的に観察できる培養システムです。
「最新設備=安心」と感じる一方で、本当に必要なのか/どんな人に向くのか/どこを比較すべきかで迷う方も少なくありません。
このページでは、京都でタイムラプス導入クリニックを探している方に向けて、タイムラプス培養の基礎知識・メリットと注意点・費用の見方・クリニック選びのポイントを分かりやすく整理します。
※注意
タイムラプスの導入状況や費用は変更されることがあります。最新情報は必ず各医療機関の公式サイトでご確認ください。
タイムラプス培養とは、カメラ付きの培養器(インキュベーター)を用いて、受精卵を培養器の外に出すことなく、一定間隔で撮影しながら成長過程を観察する方法です。
従来の培養では、観察のたびに胚を培養器から取り出して確認するケースがありました。その際、温度や酸素濃度などの環境がわずかに変化する可能性があります。
タイムラプス培養では、培養器内でそのまま観察できるため、環境変化の影響を抑えやすい点が特徴です。
通常培養の場合
タイムラプス培養の場合
つまり、タイムラプスは「胚の育ち方の過程」を見られる点が大きな特徴です。
培養環境は、温度・湿度・酸素濃度などが細かく管理されています。タイムラプスでは胚を外に出す回数を減らせるため、環境変化による影響を抑えやすいとされています。
従来は「ある時点での状態」だけを見て評価することが中心でしたが、タイムラプスでは、
など、成長の経過も判断材料にできます。胚の選別に役立つ情報が増えると考えられています。
一部のクリニックでは、タイムラプス画像をもとにAI解析を取り入れている場合もあります。
ただし導入有無や活用方法は施設ごとに異なるため、気になる場合は医師や培養士に確認しましょう。
タイムラプスは魅力的な技術ですが、「あれば必ず妊娠率が上がる」と単純に言い切れるものではありません。検討前に、注意点を押さえておきましょう。
タイムラプスはあくまで「観察技術」です。受精卵の染色体異常を直接調べる検査ではありません。
「タイムラプス=遺伝的に正常な胚が選べる」という意味ではない点は理解しておきましょう。
クリニックによっては、
といったケースもあります。「導入している」ことと「必ず利用できる」ことは同じではありません。
タイムラプスは、
の2パターンがあります。追加費用になる場合、数万円程度かかることもあるため、事前確認が重要です。
タイムラプスの費用は、クリニックによって扱いが大きく異なります。「標準かオプションか」を最初に確認しましょう。
一部の施設では、タイムラプスを「標準培養」として位置づけ、追加費用なし(または基本料金に含む)で実施している場合があります。
この場合、特別にオプションを選ばなくてもタイムラプス管理下で培養が行われます。
希望制または医師判断でオプションとして追加するケースです。
この場合、数万円程度の追加費用がかかることがあります。
費用のかかり方は、
など施設により異なります。
「導入している」という情報だけでなく、どう運用されているかまで確認することが重要です。
ここでは、公式サイト上でタイムラプス培養の導入や使用について明記されている京都市内の医療機関をいくつかご紹介します。
※導入状況・費用・運用方法は変更される可能性があるため、必ず各院の公式サイトで最新情報をご確認ください。
京都市中京区・烏丸御池駅近くにある生殖医療センターです。
公式サイト内の体外受精(ART)関連ページで、タイムラプスシステム(EmbryoScope+)を導入している旨が明記されています。
培養器内で受精卵を連続撮影し、胚を外に出さずに観察できる環境を整えている点が特徴です。
AI評価を含めた胚評価体制にも触れられており、培養環境に力を入れていることがうかがえます。
京都市下京区にある不妊治療専門クリニックです。
先進医療に関するページにて、タイムラプスインキュベーターを用いた培養管理を行っていることが記載されています。
公式情報では、基本的にタイムラプス管理を行っている旨が説明されており、培養環境の質を重視していることが分かります。
不妊治療(ART)に対応しているクリニックで、公式サイト内にタイムラプス培養器を使用して胚を管理している旨の記載があります。
全症例でタイムラプス培養器を使用しているとの説明があり、標準的な培養方法として導入している可能性があります。
利用条件や追加費用の有無については、事前に確認しておくと安心です。
タイムラプス導入が確認できるクリニックを比較する際は、単に「導入しているかどうか」だけでなく、次の点も確認すると判断しやすくなります。
タイムラプスはあくまで培養技術のひとつです。
最終的には、通いやすさや医師との相性、治療方針とのバランスも含めて総合的に判断することが大切です。
医療機関の設備や運用方針は随時変更される可能性があります。
また、「導入している」と記載があっても、次のようなケースがあります。
必ずカウンセリング時に、
と具体的に確認するようにしましょう。
タイムラプスを導入している施設では、
などの表記があることが多いです。公式サイトの「体外受精」「先進医療」「培養室紹介」ページを確認しましょう。
同じタイムラプス導入でも、
など、運用はさまざまです。どんな人に、どのタイミングで使うのかまで確認すると、判断しやすくなります。
タイムラプスの有無だけでクリニックを決めるのはおすすめできません。次のポイントもあわせて検討しましょう。
体外受精では通院回数が増えます。自宅や職場からのアクセスは大きな要素です。
タイムラプス画像をどう説明してくれるかは重要です。結果説明の時間があるか/評価基準を説明してくれるかを確認しましょう。
胚盤胞まで育てる方針か、初期胚移植を行うかなど、治療方針の違いがあります。タイムラプスは技術の一部なので、全体方針とのバランスが大切です。
タイムラプス以外の検査・オプションが提案されることもあります。必要性と費用のバランスを確認しましょう。
追加料金が明確か、総額見積が出るかを確認し、オプションが積み重なっていないかチェックしましょう。
希望しても培養状況により使用できない場合があります。「導入=必ず利用可能」ではない点に注意しましょう。
受精確認を丁寧に行いたい、胚の成長過程を重視したい、移植がうまくいかなかった等、状況により優先度は変わります。医師と相談しながら判断すると安心です。
A. 必ず上がるとは言い切れません。妊娠には年齢や胚の状態など複数の要因が関係します。タイムラプスは観察精度や培養環境の安定に役立つ技術の一つとして捉えましょう。
A. 分かりません。タイムラプスは「観察技術」であり、遺伝学的検査とは異なります。
A. 施設によって異なります。動画や画像を見せてもらえる場合もありますが、提供形式や説明の有無はクリニックごとに違います。
A. 医師の判断や培養状況によっては利用できない場合があります。適用条件は事前に確認しましょう。
タイムラプス培養は、胚を外に出さずに観察できる、成長過程を評価できるという特徴を持つ技術です。
一方で、万能ではなく、追加費用がかかる場合もあります。
京都でタイムラプス導入クリニックを探す際は、導入の有無だけでなく、費用・運用・治療方針との相性まで確認することが大切です。
京都市内の不妊治療対応施設は、以下の一覧から比較できます。
焦って決めずに、まずは相談予約を取り、「タイムラプスは自分にとって必要か?」を医師と一緒に整理していきましょう。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf