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「卵子の質は何歳から下がるの?」「AMHが低いと卵子の質も悪いの?」「卵子の老化を止める方法はある?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
不妊治療では、年齢と卵子の質の関係を避けて考えることはできません。年齢が上がると、妊娠率が下がりやすく、流産率が上がりやすくなるほか、体外受精では採卵数や胚盤胞到達率にも影響することがあります。
ただし、「卵子の質」は一般的な検査で直接測れるものではありません。AMHが低いから卵子の質が必ず悪い、AMHが高いから卵子の質が必ず良い、と単純に判断できるものでもありません。
この記事では、卵子の質と年齢の関係、AMH検査で分かること・分からないこと、年齢別に考えたい不妊治療の進め方を解説します。
「卵子の質」という言葉は、不妊治療の中でよく使われます。
しかし、卵子の質は血液検査の数値のように、ひとつの数字で明確に測れるものではありません。卵子が受精できるか、受精卵が順調に分割するか、胚盤胞まで育つか、染色体の異常が少ないか、妊娠が継続できるかなど、さまざまな要素を含んだ考え方です。
まずは、卵子の質と年齢の関係を整理しておきましょう。
卵子の質は、妊娠率や流産率、体外受精での胚発育に関係すると考えられています。
卵子の質が妊娠に関わる場面としては、以下のようなものがあります。
年齢が上がると、卵子の数だけでなく、染色体の分配エラーなどが増えやすくなります。そのため、妊娠しにくくなったり、妊娠しても流産につながりやすくなったりすることがあります。
ただし、卵子の質は外から見ただけで判断できません。体外受精を行っても、採卵数や胚の見た目だけですべてを予測できるわけではありません。年齢、AMH、採卵結果、胚発育、流産歴などを総合して考えることが大切です。
卵子の「数」と「質」は別の考え方です。
卵子の数は、卵巣に残っている卵子の量、つまり卵巣予備能として考えられます。AMH検査や胞状卵胞数などは、卵巣予備能を推測するための参考になります。
一方、卵子の質は、受精しやすさ、胚の育ちやすさ、染色体異常の起こりやすさなどに関係します。これはAMHだけで直接判断できるものではありません。
たとえば、AMHが低い場合は、採卵で得られる卵子の数が少なくなる可能性があります。しかし、AMHが低いからといって、残っている卵子の質が必ず悪いとは限りません。
反対に、AMHが高い場合でも、年齢が高ければ卵子の質の影響を受けることがあります。AMHはあくまで卵子の「数の目安」であり、卵子の「質そのもの」を示す検査ではないと理解しておきましょう。
卵子の老化が気になると、「卵子の質を上げたい」「卵子を若返らせたい」と考える方もいるかもしれません。
睡眠、栄養、適正体重、禁煙、過度な飲酒を避けること、ストレスをためすぎないことなどは、妊娠しやすい身体づくりとして大切です。体調を整えることは、不妊治療を続けるうえでも意味があります。
ただし、生活習慣やサプリだけで、年齢による卵子の変化を大きく戻せるとは言い切れません。「卵子が若返る」「卵子の質が必ず上がる」といった断定的な情報には注意が必要です。
年齢が気になる場合は、生活改善だけで様子を見るのではなく、早めに検査や治療方針を相談することが大切です。特に35歳以降、38歳以降、40代では、治療に使える時間を意識して判断しましょう。
卵子の質は、ある日を境に急に悪くなるものではありません。年齢とともに少しずつ変化し、妊娠率や流産率に影響しやすくなります。
ただし、年齢だけで妊娠できるかどうかを判断することはできません。20代でも不妊原因があれば妊娠しにくいことがありますし、40代でも妊娠の可能性がゼロになるわけではありません。
ここでは、年齢別に卵子の質と不妊治療の考え方を整理します。
20代は、一般的には卵子の質に対する年齢の影響が比較的少ない年代です。
そのため、妊娠しない原因を考えるときは、卵子の質だけを心配するよりも、排卵、卵管、子宮、精液所見などの不妊原因を確認することが大切です。
たとえば、排卵障害、卵管閉塞、子宮内膜症、男性不妊などがある場合は、20代でも妊娠しにくくなることがあります。また、妊活期間が長い場合は、年齢が若くても一度医療機関で相談した方がよいでしょう。
20代では、検査で大きな問題がなければ、タイミング法や排卵誘発、人工授精などを段階的に検討しやすい年代です。一方で、卵管因子や高度男性不妊がある場合は、早めに体外受精や顕微授精が必要になることもあります。
30代前半は、まだ段階的な不妊治療を取りやすい年代です。
タイミング法や人工授精を試しながら、必要に応じて体外受精へ進む選択肢を検討できます。ただし、自己流妊活を長く続けすぎると、原因の発見や治療のステップアップが遅れることがあります。
30代前半で妊活を続けても妊娠しない場合は、AMH検査、卵管検査、精液検査などを受け、現在の状態を確認しておくとよいでしょう。
また、仕事や家庭の予定との両立を考える方も多い年代です。不妊治療では、排卵日や採卵・移植のタイミングに合わせた通院が必要になることがあります。年齢だけでなく、通院できる時間や治療にかけられる期間も含めて、早めに方針を考えておきましょう。
35歳前後になると、卵子の質や妊娠率の変化を意識して、治療スピードを見直すことが大切です。
35歳以降は、妊娠率の低下や流産率の上昇が意識されやすくなります。タイミング法や人工授精を長く続けるよりも、何回まで行うかをあらかじめ決め、妊娠しない場合は体外受精の相談を早めに進めることが必要になる場合があります。
AMHが低い場合や、不妊期間が長い場合、精液所見や卵管に問題がある場合は、さらに早めのステップアップを考えた方がよいこともあります。
体外受精では、採卵、受精、胚培養の過程を確認できます。タイミング法や人工授精では見えにくい、卵子が採れるか、受精するか、胚盤胞まで育つかといった情報を得られることがあります。
35歳前後では、「まだ自然に近い方法で頑張りたい」という気持ちと、「治療に使える時間を意識する」ことの両方を大切にしながら、医師と治療方針を相談しましょう。
38歳以降は、卵子の質と治療に使える時間を同時に考える時期です。
38歳から39歳では、採卵数、受精率、胚盤胞到達率、流産率などを意識しながら治療を進める必要があります。タイミング法や人工授精を続ける場合でも、長く時間をかけすぎず、体外受精の説明を早めに聞いておくと安心です。
AMHが低い場合は、採卵で得られる卵子数が少なくなる可能性があります。ただし、AMHだけで卵子の質や妊娠率を判断することはできません。年齢、卵胞数、ホルモン値、これまでの治療歴を合わせて考える必要があります。
38歳以降では、体外受精へ進むかどうかをすぐに決める必要はありませんが、体外受精の費用、通院回数、保険適用の条件、採卵方法などを早めに確認しておきましょう。
40代では、卵子の質、妊娠率、流産率、保険適用、自費治療の負担を含めて、現実的に治療方針を考える必要があります。
40代でも妊娠の可能性がゼロになるわけではありません。しかし、年齢とともに妊娠率は下がり、流産率は上がりやすくなります。タイミング法や人工授精に長く時間をかけるよりも、早めに不妊治療専門医へ相談することが大切です。
41歳・42歳では、体外受精の保険適用の年齢条件や回数制限も意識する必要があります。43歳以降では、体外受精や顕微授精が原則として保険適用外となるため、自費治療を前提に考える場面が増えます。
また、凍結胚がある場合と、これから新たに採卵する場合では治療方針が異なります。治療を続けるか、転院やセカンドオピニオンを受けるか、どこで区切りを考えるかも含めて、夫婦で話し合いながら医師に相談しましょう。
卵子の質は年齢と関係しますが、年齢だけで判断することはできません。
以下は、年齢別に見た大まかな考え方です。
| 年齢 | 卵子の質の考え方 | 治療判断の目安 |
|---|---|---|
| 20代 | 年齢による影響は比較的少ない | 原因検査を重視する |
| 30代前半 | 段階的治療を取りやすい | 自己流妊活を長引かせない |
| 35〜37歳 | 卵子の質の変化を意識し始める | 人工授精・体外受精の相談を早めに |
| 38〜39歳 | 治療に使える時間の重みが増す | 体外受精の情報収集と検査結果で判断 |
| 40〜42歳 | 妊娠率・流産率を現実的に見る | 保険適用条件も確認する |
| 43歳以降 | 自費治療と選択肢を検討する | セカンドオピニオンも視野に入れる |
年齢が上がるほど、治療に使える時間は重要になります。卵子の質が心配な場合は、生活改善だけで様子を見るのではなく、検査や治療方針を早めに相談しましょう。
卵子の質が気になる方の中には、AMH検査を受ければ卵子の質が分かるのではないかと思う方もいるかもしれません。
AMHは不妊治療でよく使われる検査ですが、卵子の質そのものを直接測る検査ではありません。
ここでは、AMH検査で分かることと分からないことを整理します。
AMHは、卵巣内に残っている卵子の数、つまり卵巣予備能の目安として使われる検査です。
AMHが低い場合、卵巣に残っている卵子数が少ない可能性があります。体外受精では、採卵でどのくらい卵子が得られそうかを考える参考になります。
ただし、AMHには個人差があります。また、PCOSなどではAMHが高く出ることもあります。AMHの数値は、年齢、月経周期、超音波で見える胞状卵胞数、ホルモン値などとあわせて考える必要があります。
AMHは、治療方針を考えるための大切な情報のひとつですが、それだけで妊娠できるかどうかを決めるものではありません。
AMHは卵子の数の目安であり、卵子の質を直接示すものではありません。
AMHが低くても妊娠する人はいますし、AMHが高くても年齢による卵子の質の影響を受けることがあります。
たとえば、AMHが高い40代の方と、AMHが低い30代前半の方では、治療の考え方が異なることがあります。AMHが高いから安心、低いから妊娠できない、と単純に判断することはできません。
卵子の質を考えるときは、AMHだけでなく、年齢、FSH、胞状卵胞数、採卵結果、受精率、胚盤胞到達率、妊娠歴、流産歴などを総合して判断します。
AMHの数値を見て不安になりすぎず、医師に「この数値を踏まえて、どの治療をどのくらいの期間行うべきか」を相談することが大切です。
卵子の質は直接測れませんが、体外受精の過程で参考になる情報が得られることがあります。
たとえば、以下のような項目です。
採卵数が多くても、成熟卵が少ない、受精しにくい、胚盤胞まで育ちにくいといった場合は、卵子や精子、培養環境などを含めて方針を見直すことがあります。
ただし、胚の見た目が良くても妊娠しないこともありますし、見た目だけで染色体の状態を完全に判断できるわけではありません。体外受精で分かる情報は重要ですが、すべてを予測できるものではないと理解しておきましょう。
卵子の質が気になるときは、卵子だけに注目しすぎず、妊娠に関わる要素を総合的に確認することが大切です。
不妊の原因は、卵子の質だけとは限りません。排卵、卵管、精液所見、子宮内膜、ホルモン環境など、複数の要因が関係することがあります。
まず確認したいのは、年齢と妊活期間です。
何歳で、どのくらい妊活を続けているかは、治療方針を考えるうえで重要な情報です。年齢が若くても妊活期間が長い場合は、何らかの不妊原因が隠れている可能性があります。
35歳以上で妊娠しない期間が続いている場合は、早めに医療機関で相談しましょう。40代では、タイミング法や人工授精に長く時間をかける前に、体外受精を含めた治療方針を専門医に相談することが大切です。
卵巣予備能を確認するためには、AMH、FSH、胞状卵胞数などが参考になります。
AMHは卵巣に残る卵子数の目安として使われます。FSHは、卵巣が卵胞を育てるためにどのくらい刺激を必要としているかを考える参考になります。胞状卵胞数は、超音波検査で見える小さな卵胞の数です。
これらの検査は、体外受精でどのくらい卵子が得られそうか、排卵誘発をどう行うかを考えるために役立ちます。
ただし、これらは卵子の質を直接測る検査ではありません。数値だけで不安になりすぎず、年齢や治療歴とあわせて医師に相談しましょう。
卵子の質が心配なときほど、女性側だけに原因を求めすぎないことが大切です。
不妊の原因には、男性不妊や卵管因子が関係することもあります。精液検査では、精子の数や運動率、形態などを確認します。卵管検査では、卵管が通っているかを確認します。
卵子の質を心配してタイミング法を続けていても、卵管が閉塞していたり、精液所見に問題があったりすると妊娠しにくいことがあります。
妊娠しない期間が続いている場合は、夫婦で検査を受け、原因を確認したうえで治療方針を考えましょう。
体外受精を行っている場合は、採卵結果や胚発育も大切な情報になります。
採卵数だけでなく、成熟卵がどのくらい得られたか、受精率はどうだったか、胚盤胞まで育ったか、胚のグレードはどうだったかを確認しましょう。
たとえば、採卵数が少ない場合は卵巣予備能や排卵誘発方法を見直すことがあります。受精しにくい場合は、精子側の要因や顕微授精の必要性を検討することがあります。胚盤胞まで育ちにくい場合は、年齢、卵子、精子、培養条件などを含めて方針を相談します。
ただし、体外受精の結果は周期によって変わることもあります。1回の採卵結果だけで決めつけず、医師や胚培養士に相談しながら考えましょう。
流産を繰り返している場合や、良好胚を移植しても妊娠しない場合は、卵子の質だけでなく、子宮側の要因や不育症の可能性も確認する必要があります。
年齢が上がると、胚の染色体異常の割合が増えやすくなりますが、流産や着床不全の原因はそれだけではありません。子宮内膜、免疫、血液凝固、ホルモン、子宮形態などが関係することもあります。
流産を繰り返す場合は不育症検査、移植しても着床しない場合は着床不全に関する相談が必要になることがあります。PGT-Aを検討する場合もありますが、対象や条件、メリット・限界を医師に確認したうえで判断しましょう。
卵子の質が気になると、「何かできることはないか」と考える方は多いでしょう。
生活習慣を整えることは、妊娠しやすい身体づくりとして大切です。ただし、生活習慣やサプリだけで卵子が若返ると考えすぎないことも重要です。
睡眠、栄養、適正体重、禁煙、過度な飲酒を避けること、適度な運動は、妊娠を目指すうえで大切な身体づくりにつながります。
過度なダイエットや肥満、喫煙、睡眠不足、強いストレスは、月経周期や排卵、ホルモンバランスに影響することがあります。
ただし、生活習慣を整えれば卵子の質が劇的に若返ると断定することはできません。生活改善は大切ですが、それだけで年齢による影響を解消できるわけではありません。
年齢が気になる場合は、生活習慣を整えながら、同時に検査や治療方針の相談を進めましょう。
卵子の質が気になる方の中には、CoQ10、ビタミンD、葉酸、鉄、亜鉛などのサプリや、漢方に関心を持つ方もいるかもしれません。
妊娠前から葉酸を意識することは一般的に大切とされていますが、サプリを自己判断で過剰に摂取するのは避けましょう。持病がある方、薬を服用している方、不妊治療の薬を使っている方は、飲み合わせにも注意が必要です。
漢方も、体質に合うかどうかや、治療中の薬との相性を考える必要があります。サプリや漢方を使いたい場合は、医師や薬剤師に相談したうえで取り入れましょう。
インターネット上には、「卵子の質を上げる」「卵子が若返る」といった情報が多くあります。
しかし、不妊治療では、効果がはっきり確認されていない情報や、過度に期待を持たせる広告もあります。「必ず妊娠する」「卵子が若返る」といった断定的な表現には注意しましょう。
卵子の質が気になるときに大切なのは、情報に振り回されることではなく、現在の年齢、AMH、卵管、精液所見、治療歴を整理し、医療機関で具体的な方針を相談することです。
不安を感じる場合は、自己判断でサプリや民間療法を増やすよりも、まず検査結果をもとに医師へ相談しましょう。
卵子の質が気になる場合、生活習慣を整えることと同時に、治療のステップアップを遅らせないことも大切です。
タイミング法や人工授精を続けることが向いている場合もありますが、35歳以降、38歳以降、40代では、治療に使える時間を意識する必要があります。
体外受精では、採卵、受精、胚培養の過程を確認できます。卵子が採れるか、受精するか、胚盤胞まで育つかを知ることで、次の治療方針を考えやすくなることがあります。
体外受精へ進むかどうかをすぐに決める必要はありません。しかし、年齢が気になる場合は、早めに説明を聞き、費用や通院回数、保険適用の条件を確認しておくとよいでしょう。
卵子の質が気になる場合、不妊治療の進め方は年齢によって変わります。
年齢が若い場合は原因検査を重視し、段階的に治療を進めることができます。一方、35歳以降や40代では、治療に使える時間を意識し、早めにステップアップを検討することが大切です。
20代では、卵子の質を過度に心配するよりも、妊娠しない原因を確認することが大切です。
自己流妊活を続けても妊娠しない場合は、排卵、卵管、精液所見、子宮の状態を確認しましょう。検査で大きな問題がなければ、タイミング法や排卵誘発、人工授精などを段階的に進めることがあります。
ただし、卵管因子や高度男性不妊がある場合は、年齢が若くても体外受精や顕微授精が必要になる場合があります。
20代だから大丈夫と考えすぎず、妊活期間が長い場合は早めに相談しましょう。
30代前半では、タイミング法や人工授精を試しつつ、期間を決めて治療を進めることが大切です。
検査で大きな問題がなければ、段階的に治療を進めやすい年代です。ただし、自己流妊活や人工授精を長く続けすぎると、体外受精へ進むタイミングが遅れることがあります。
AMH検査や卵管検査、精液検査を受け、治療に使える時間を確認しましょう。仕事との両立や通院できる時間も含めて、今後の治療計画を考えておくと安心です。
35〜37歳では、体外受精の説明を早めに聞いておくことが大切です。
タイミング法や人工授精を続ける場合でも、何回まで行うかを決めておきましょう。妊娠しない場合は、体外受精の説明会や個別相談を受け、採卵、受精、胚移植の流れを確認しておくと判断しやすくなります。
AMHが低い場合、不妊期間が長い場合、精液所見や卵管に問題がある場合は、さらに早めのステップアップが必要になることがあります。
35歳以降は、「自然に近い方法を続けたい」という気持ちを大切にしながらも、時間を意識して治療方針を見直しましょう。
38〜39歳では、体外受精を含めた治療計画を立てることが重要です。
この年代では、採卵数や胚盤胞到達率、流産率を意識しながら治療を進める必要があります。タイミング法や人工授精を行う場合でも、短期間で見直し、体外受精の相談を並行して進めるとよいでしょう。
体外受精には、保険適用の年齢条件や回数制限があります。費用、通院回数、採卵方法、凍結胚移植の流れなども早めに確認しておきましょう。
すでに治療を受けていて結果が出ない場合は、セカンドオピニオンを受けることも選択肢です。
40代では、妊娠率、流産率、保険適用、自費治療の負担を含めて、現実的に治療方針を考える必要があります。
40〜42歳では、体外受精の保険適用条件を確認しながら治療を進めることになります。43歳以降では、体外受精や顕微授精が原則として保険適用外となるため、自費治療を続けるかどうかも大きな判断になります。
凍結胚がある場合と、新たに採卵する場合では、治療の考え方が異なります。採卵を続けるのか、移植を優先するのか、転院するのか、治療の区切りを考えるのか、夫婦で話し合いながら専門医に相談しましょう。
40代では、治療を急ぐだけでなく、気持ちの整理も大切です。不妊カウンセラーや臨床心理士、セカンドオピニオンを活用することも検討しましょう。
京都で卵子の質や年齢を踏まえて不妊治療を相談する場合は、検査、治療範囲、相談体制を確認しておくことが大切です。
年齢が上がるほど、タイミング法や人工授精だけでなく、体外受精・顕微授精、先進医療、セカンドオピニオンなども含めて検討する場面が増えます。
クリニックを選ぶときは、年齢に応じた治療方針を説明してくれるかを確認しましょう。
20代、30代前半、35歳以降、40代では、治療に使える時間やステップアップの目安が異なります。年齢による妊娠率や流産率の変化を説明しつつ、過度に楽観的でも悲観的でもない提案をしてくれる医療機関が望ましいです。
また、タイミング法、人工授精、体外受精、自費治療など、複数の選択肢を提示してくれるかも確認しましょう。
卵子の質が心配な場合でも、卵子だけに注目するのではなく、初期検査で全体を確認することが大切です。
AMH検査、ホルモン検査、超音波検査、卵管検査、精液検査などを受けることで、治療方針を立てやすくなります。
男性不妊や卵管因子がある場合は、タイミング法や人工授精を続けても妊娠しにくいことがあります。夫婦で検査を受け、原因を確認したうえで治療を選びましょう。
35歳以降や40代で不妊治療を考える場合は、体外受精・顕微授精まで対応できるかも確認しておきたいポイントです。
体外受精では、採卵、受精、胚培養、胚移植、凍結胚移植などの流れがあります。胚培養士の体制、胚盤胞培養、凍結保存、先進医療の対応状況なども、治療選択に関わります。
PGT-Aやタイムラプス培養などを検討する場合は、対象となる条件や費用、メリット・限界を確認しましょう。すべての人に必要な検査・治療ではないため、医師の説明を受けたうえで判断することが大切です。
卵子の質や年齢が気になる不妊治療では、治療方針に迷うことが多くあります。
「このまま採卵を続けるべきか」「移植を優先するべきか」「転院した方がよいのか」「自費治療をどこまで続けるか」といった判断は、夫婦だけで抱え込むと負担が大きくなりやすいものです。
セカンドオピニオン、不妊カウンセラー、胚培養士相談、臨床心理士による相談などがある施設では、医学的な情報だけでなく、気持ちの整理もしやすくなります。
特に40代や治療歴が長い方は、相談体制も含めてクリニックを選ぶとよいでしょう。
ここでは、京都で卵子の質や年齢を踏まえて相談しやすい候補を、目的別に紹介します。
なお、どのクリニックが合うかは、年齢、検査結果、不妊原因、治療歴、通いやすさ、希望する治療方針によって異なります。気になる施設がある場合は、公式サイトや初診時の説明で最新情報を確認しましょう。
足立病院 生殖医療センターは、京都市中京区にある不妊治療施設です。タイミング法や人工授精などの一般不妊治療から、体外受精、顕微授精、先進医療まで幅広く対応しています。
年齢や検査結果を踏まえて、どの段階で体外受精へ進むか、採卵や胚移植をどう考えるかを相談しやすい候補です。胚培養士や心理面の相談体制も含めて、治療内容を理解しながら進めたい方に向いています。
35歳以降で卵子の質が気になる方、40代で体外受精を検討している方、一般不妊治療から高度生殖医療まで一貫して相談したい方に候補となります。
京都IVFクリニックは、京都市下京区にある不妊治療専門クリニックです。体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を中心に相談できます。
採卵、胚培養、着床前検査、セカンドオピニオン、転院相談などを視野に入れている方に候補となります。タイミング法や人工授精で妊娠しない方、採卵結果や胚発育に不安がある方、体外受精の方針を見直したい方にも相談しやすい施設です。
卵子の質や胚盤胞到達率が気になる場合は、これまでの採卵数、受精数、胚盤胞到達数、移植歴、流産歴を整理して相談するとよいでしょう。
身原病院は、京都市西京区の上桂駅前にある産婦人科病院です。一般不妊治療から体外受精・顕微授精まで対応しています。
タイミング法や人工授精から、必要に応じて体外受精へ進むことを段階的に相談しやすい候補です。個別相談や体外受精説明会、不妊カウンセラーや培養士への相談体制も案内されています。
西京区・桂周辺で、まずは初期検査から相談したい方や、年齢に応じたステップアップを考えたい方に向いています。
田村秀子婦人科医院は、京都市中京区にある婦人科医院です。タイミング療法、薬物療法、人工授精、体外受精、顕微授精に対応しています。
できるだけ自然に近い治療から始めたい方、身体づくりや漢方相談も含めて考えたい方に候補となります。
ただし、年齢が高い場合やAMHが低い場合は、自然に近い治療を続ける期間と、体外受精へ進むタイミングを早めに確認することが大切です。身体づくりをしながらも、年齢や検査結果に応じた治療方針を相談しましょう。
A:卵子の質は年齢とともに変化し、一般的には30代後半から妊娠率の低下や流産率の上昇が意識されやすくなります。出産数は30歳から徐々に減少し、35歳を過ぎるとその傾向が顕著になり、40歳を過ぎると急速に減少するとされています。ただし、個人差もあるため、年齢だけで判断せず、検査結果も含めて医師に相談しましょう。
A:AMHは卵巣予備能、つまり卵巣に残る卵子数の目安として使われる検査です。卵子の質そのものを直接示す検査ではありません。AMHが低くても妊娠する人はいますし、AMHが高くても年齢による卵子の質の影響を受けることはあります。
A:睡眠、栄養、適正体重、禁煙、過度な飲酒を避けることなどは、妊娠しやすい身体づくりとして大切です。ただし、生活習慣やサプリだけで卵子が若返ると断定することはできません。年齢が気になる場合は、生活改善だけで様子を見続けず、早めに医療機関で相談しましょう。
A:体外受精では、採卵数、成熟卵数、受精率、胚盤胞到達率、胚のグレードなどを確認できます。これらは卵子や胚の状態を考える参考になります。ただし、卵子の質を完全に予測できるわけではなく、年齢や精子側の要因、子宮内膜の状態も含めて判断します。
A:40代では、タイミング法や人工授精に長く時間をかけすぎず、早めに不妊治療専門医へ相談することが大切です。AMH、卵管検査、精液検査などを確認し、体外受精・顕微授精、自費治療、凍結胚の有無、治療の上限などを含めて現実的に考えましょう。
卵子の質は、妊娠率、流産率、胚発育に関係する大切な要素です。年齢が上がると、卵子の数や質の変化が妊娠しやすさに影響しやすくなります。
ただし、卵子の質は一般的な検査で直接測れるものではありません。AMHは卵巣予備能、つまり卵子の数の目安であり、卵子の質そのものを示す検査ではありません。
睡眠、栄養、適正体重、禁煙などの生活習慣は、妊娠しやすい身体づくりとして大切です。しかし、生活習慣やサプリだけで卵子が若返ると考えすぎないことも重要です。
20代や30代前半では、原因検査を行いながら段階的に治療を進めやすい一方、35歳以降は治療に使える時間を意識する必要があります。38歳以降や40代では、タイミング法や人工授精に長く時間をかけすぎず、体外受精を含めた治療方針を早めに相談することが大切です。
京都で相談する場合は、AMH検査や卵管検査、精液検査などの初期検査に対応しているか、体外受精・顕微授精まで相談できるか、セカンドオピニオンやカウンセリング体制があるかを確認しましょう。
卵子の質が心配なときは、不安な情報に振り回されるのではなく、年齢と検査結果をもとに、今できる選択肢を整理することが大切です。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf