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不妊治療を続ける中で、「今の治療方針でよいのか不安」「体外受精へ進むべきか迷っている」「採卵や移植を繰り返しても結果が出ない」「転院する前に別の医師の意見を聞きたい」と感じる方は少なくありません。
セカンドオピニオンは、現在の主治医のもとで治療を続けながら、別の医師に治療方針について意見を聞く方法です。転院を前提にしなくても、今後の治療の進め方を整理したいときに利用できます。
特に、人工授精から体外受精へ進むタイミング、体外受精で結果が出ない理由、PGT-Aや着床不全検査の必要性、男性不妊の再評価、40代以降の自費治療などは、別の視点で相談することで判断しやすくなる場合があります。
この記事では、京都で不妊治療のセカンドオピニオンを相談したい方に向けて、相談すべきタイミング、準備する資料、クリニック選びのポイントを解説します。
不妊治療のセカンドオピニオンとは、現在受けている治療方針について、別の医師から意見を聞くことです。
不妊治療では、年齢、妊活期間、卵巣機能、精液検査の結果、卵管の状態、これまでの治療歴などによって、提案される治療方針が変わります。そのため、同じ状況でも、医師やクリニックによって治療の進め方が少しずつ異なることがあります。
セカンドオピニオンは、今の主治医を否定するためのものではありません。治療方針を理解し、納得して次の治療へ進むための判断材料として活用するものです。
セカンドオピニオンでは、現在の治療方針について、別の医師に意見を聞きます。
たとえば、「人工授精をあと何回続けるべきか」「体外受精へ進むタイミングか」「採卵方法を変える余地があるか」「胚盤胞まで育たない原因として何を確認すべきか」といった内容を相談できます。
また、体外受精や顕微授精を経験している方は、採卵数、成熟卵数、受精数、胚盤胞数、移植歴などをもとに、次の治療方針について意見を聞くことがあります。
セカンドオピニオンを受けることで、現在の治療を続ける判断がしやすくなる場合もあれば、追加検査や転院を検討するきっかけになる場合もあります。
セカンドオピニオンと転院は異なります。
転院は、今後の治療を受ける主な医療機関を変更することです。一方、セカンドオピニオンは、現在のクリニックに通いながら、別の医師の意見を聞くことです。
そのため、セカンドオピニオンを受けたからといって、必ず転院しなければならないわけではありません。相談後に、今のクリニックで治療を続ける方もいますし、現院で追加検査や治療方針の変更を相談する方もいます。
転院するか迷っている段階では、まずセカンドオピニオンを受けてから判断する方法もあります。
セカンドオピニオンは、あくまで別の医師の意見を聞く場です。
相談だけで診断や治療が完結するわけではありません。追加検査が必要になる場合や、実際に治療を受けるには転院や初診予約が必要になる場合もあります。
また、検査結果や治療歴が不足していると、具体的な意見ではなく一般的な説明にとどまることがあります。
不妊治療のセカンドオピニオンでは、これまでの検査結果や治療経過が重要です。相談前には、できるだけ資料を整理しておきましょう。
クリニックによっては、オンライン治療相談や初診前相談、体外受精セミナー後の個別相談などを利用できる場合があります。
遠方に住んでいる方や、仕事で来院時間を確保しにくい方にとって、オンライン相談は利用しやすい選択肢です。
ただし、オンライン相談がセカンドオピニオンとして利用できるかどうかは、クリニックや相談メニューによって異なります。未受診者でも相談できるのか、通院中の方限定なのか、医師相談なのかカウンセラー相談なのか、費用はいくらかを事前に確認しましょう。
不妊治療では、方針に迷う場面がいくつもあります。
すぐに転院を決めるほどではなくても、「別の医師ならどう考えるのかを聞きたい」と感じる場合は、セカンドオピニオンを検討してもよいでしょう。
ここでは、セカンドオピニオンを考えたい主なタイミングを整理します。
タイミング法や人工授精を続けているものの、なかなか妊娠に至らない場合、「いつまで続ければよいのか」と迷う方は多いです。
特に、30代後半以降では、治療に使える時間を意識する必要があります。年齢、妊活期間、卵管の状態、精液検査の結果、AMHなどによっては、早めに体外受精を検討した方がよいケースもあります。
一方で、検査結果や年齢によっては、もう少し一般不妊治療を続ける選択肢がある場合もあります。
セカンドオピニオンでは、今の年齢や検査結果を踏まえて、タイミング法や人工授精を続けるべきか、体外受精へ進むべきかを相談できます。
体外受精や顕微授精に進む前は、不安や迷いを感じやすいタイミングです。
「本当に体外受精が必要なのか」「顕微授精まで考えるべきなのか」「保険適用でどこまでできるのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった疑問が出てくるでしょう。
体外受精は、採卵、受精、培養、胚移植と複数のステップがあり、身体的・精神的・経済的な負担もあります。そのため、夫婦で納得して進むことが大切です。
今のクリニックで説明を受けても迷いが残る場合は、セカンドオピニオンで別の医師の考えを聞いてみると、判断材料を増やせます。
体外受精を行っている方の中には、採卵結果や胚培養結果に不安を感じる方もいます。
たとえば、採卵数が少ない、成熟卵が少ない、受精しない、胚盤胞まで育たない、胚のグレードが良くないといった場合です。
採卵結果が思うようにいかない理由は、卵巣刺激法、採卵タイミング、卵子の質、精子の状態、受精方法、培養環境など複数あります。
セカンドオピニオンでは、これまでの採卵結果をもとに、刺激法を変える余地があるか、顕微授精を検討すべきか、初期胚移植や胚盤胞培養の方針をどう考えるかなどを相談できます。
良好胚を移植しても着床しない、妊娠しても流産を繰り返す場合、次に何を調べるべきか迷うことがあります。
このような場合は、着床不全、不育症、子宮内膜の状態、子宮内環境、胚の染色体異常など、複数の要因を考える必要があります。
ERA、EMMA、ALICE、SEET法、子宮鏡検査、不育症検査、PGT-Aなどの検査や治療を検討することもありますが、すべての人に必要なわけではありません。
セカンドオピニオンでは、これまでの移植歴や流産歴をもとに、追加検査を行うべきか、移植方針を見直すべきかを相談できます。
不妊治療は女性側だけのものではありません。
精液検査の結果が気になる、精子の運動率が低い、精索静脈瘤を指摘された、無精子症の可能性がある、顕微授精をすすめられたといった場合は、男性不妊も含めて治療方針を見直すことがあります。
女性側のクリニックでは精液検査まで行っていても、男性不妊の詳しい検査や泌尿器科的な評価までは行っていないこともあります。
セカンドオピニオンでは、男性側の追加検査が必要か、泌尿器科を受診すべきか、顕微授精を選ぶべきかなどを相談できます。
40代で不妊治療を続ける場合、妊娠率、流産率、採卵結果、保険適用の年齢条件、自費治療の費用など、考えるべきことが増えます。
43歳以降では、体外受精や顕微授精が原則として自費診療になるため、治療を続けるかどうかの判断はより慎重になります。
「採卵を続けるべきか」「移植を優先するべきか」「PGT-Aを相談するべきか」「治療の区切りをどう考えるか」といったテーマは、夫婦だけで判断するのが難しいこともあります。
セカンドオピニオンで別の医師の意見を聞くことで、今後の治療方針や費用面の見通しを整理しやすくなります。
不妊治療のセカンドオピニオンでは、現在の治療方針だけでなく、検査の不足、治療のステップアップ、体外受精の進め方、男性不妊、転院の必要性などを相談できます。
ここでは、相談しやすい主な内容を整理します。
セカンドオピニオンで多い相談のひとつが、今の治療方針が自分たちに合っているかという内容です。
タイミング法を続けるべきか、人工授精を何回まで行うべきか、体外受精へ進むべきかは、年齢や検査結果によって変わります。
セカンドオピニオンでは、現在の治療方針が年齢や治療歴に合っているか、追加で確認すべき検査があるか、ステップアップの時期として適切かを相談できます。
ただし、セカンドオピニオンの意見が唯一の正解というわけではありません。最終的には、現在の主治医の意見や夫婦の希望も踏まえて判断しましょう。
体外受精や顕微授精に関する相談も、セカンドオピニオンで扱われることがあります。
たとえば、卵巣刺激法、採卵回数、通常媒精か顕微授精か、胚盤胞培養を行うか、初期胚移植を検討するか、新鮮胚移植か凍結胚移植かといった内容です。
体外受精の方針は、クリニックによって考え方が異なることがあります。低刺激を重視する施設もあれば、採卵数を確保するために刺激法を工夫する施設もあります。
セカンドオピニオンでは、これまでの採卵結果や受精結果をもとに、次回の治療方針をどう考えるかを相談できます。
胚移植を繰り返しても妊娠しない場合や、流産を繰り返す場合は、着床不全や不育症について相談することがあります。
また、年齢や流産歴、胚移植の結果によっては、PGT-Aを検討する方もいます。
ただし、ERA、EMMA、ALICE、SEET法、PGT-Aなどは、誰にでも必要な検査や治療ではありません。メリットだけでなく、限界や費用、対象となる条件も確認する必要があります。
セカンドオピニオンでは、今の段階で追加検査を検討すべきか、現在の治療方針の中で見直せることがあるかを相談しましょう。
男性不妊に関する相談も、セカンドオピニオンの重要なテーマです。
精液検査で異常がある場合や、体外受精・顕微授精を行っても受精率が低い場合は、男性側の再評価が必要になることがあります。
精索静脈瘤、精子DNA断片化、酸化ストレス、ホルモン検査、TESEやmicro-TESEなど、男性不妊の検査や治療には専門的な判断が必要です。
女性側の治療だけでなく、男性側の状態も含めて相談することで、夫婦全体の治療方針を見直しやすくなります。
セカンドオピニオンでは、転院すべきか、今のクリニックで治療を続けるべきかを相談することもあります。
今のクリニックで対応できる治療範囲が十分で、説明を受ければ納得できる場合は、現院で治療を続ける選択肢があります。
一方で、希望する治療に対応していない、男性不妊や着床不全の相談が難しい、通院負担が大きい、説明に納得できないといった場合は、転院を考えることもあります。
セカンドオピニオンは、転院するかどうかを冷静に判断するための材料にもなります。
セカンドオピニオンを有効に活用するには、事前準備が大切です。
不妊治療では、年齢や治療歴、検査結果によって判断が変わります。資料が不足していると、一般的な説明にとどまりやすくなります。
相談前には、できる範囲で資料や質問を整理しておきましょう。
セカンドオピニオンを受ける際、紹介状や診療情報提供書が必要かどうかは、相談先によって異なります。
紹介状があると、これまでの診断内容、治療経過、検査結果、処方薬などが伝わりやすくなります。特に体外受精や顕微授精を経験している場合は、採卵や移植の経過が分かる資料があると相談しやすくなります。
一方で、紹介状なしで相談できるクリニックもあります。その場合でも、検査結果や治療歴を自分で整理して持参するとよいでしょう。
紹介状を依頼しづらい場合は、「別の意見も聞いてみたい」「今後の治療方針を整理したい」と伝えて相談してみましょう。
セカンドオピニオンでは、過去の検査結果が重要です。
持参したい主な検査結果には、以下があります。
検査結果が手元にない場合でも、いつ頃どの検査を受けたかをメモしておくと役立ちます。
また、感染症検査などは有効期限があるため、実際に転院や治療を行う場合は再検査が必要になることもあります。
これまでの治療歴は、時系列で整理しておくと相談しやすくなります。
特に、体外受精や顕微授精を経験している方は、採卵結果や胚培養結果を整理しておきましょう。
| 項目 | 整理する内容 |
|---|---|
| 妊活期間 | いつから妊活しているか |
| 治療内容 | タイミング法・人工授精・体外受精の回数 |
| 採卵結果 | 採卵数・成熟卵数・受精数 |
| 胚培養結果 | 胚盤胞数・グレード・凍結胚数 |
| 移植歴 | 新鮮胚移植・凍結胚移植・移植回数 |
| 妊娠歴 | 化学流産・流産・出産歴 |
| 男性側検査 | 精液検査・泌尿器科受診歴 |
| 服薬・サプリ | 使用中の薬・サプリ・漢方 |
このように整理しておくと、短い相談時間でも要点を伝えやすくなります。
セカンドオピニオンでは、相談時間が限られていることがあります。事前に聞きたいことをメモしておきましょう。
たとえば、以下のような質問が考えられます。
質問を整理しておくことで、相談後に「聞き忘れた」と感じにくくなります。
体外受精や顕微授精を受けている方は、凍結胚の有無や保険適用回数も整理しておきましょう。
凍結胚がある場合は、凍結胚数、グレード、保管している施設、保管期限などが重要です。転院を検討する場合、胚の移送が可能か、転院先で受け入れ可能かも確認する必要があります。
また、保険診療で体外受精や顕微授精を受けている場合は、これまでに何回胚移植を行ったかを確認しておきましょう。転院しても保険適用回数がリセットされるわけではありません。
40歳以上の方や、43歳以降で自費治療を検討している方は、保険適用の残り回数や自費治療の費用も含めて相談するとよいでしょう。
京都で不妊治療のセカンドオピニオン先を選ぶときは、現在の悩みに合った専門性があるかを確認しましょう。
単に有名なクリニックを選ぶのではなく、自分たちが何を相談したいのかに合わせて選ぶことが大切です。
まず確認したいのは、現在の悩みに合った相談ができるかです。
体外受精へ進むか迷っている場合は、体外受精や顕微授精に対応している施設が候補になります。胚盤胞まで育たない場合は、採卵結果や胚培養結果を詳しく相談できる施設が向いています。
移植しても着床しない場合は、着床不全や子宮内環境の検査に対応しているかも確認したいポイントです。流産を繰り返している場合は、不育症の相談ができるかも重要です。
男性不妊が気になる場合は、泌尿器科や男性不妊専門医に相談できる施設も候補になります。
体外受精や顕微授精で結果が出ていない場合は、採卵結果や胚培養結果をどのように説明してくれるかが重要です。
採卵数、成熟卵数、受精数、胚盤胞到達率、胚のグレード、凍結胚数などを見ながら、次に何を見直せるのかを相談できる施設を選びましょう。
胚培養士に相談できる体制がある施設では、胚の発育やグレード、培養方針について詳しく聞ける場合があります。
また、タイムラプス培養や先進医療に対応しているかも確認できますが、導入しているかどうかだけでなく、自分に必要かどうかを説明してくれるかが大切です。
セカンドオピニオンを受けたい場合は、公式サイトなどで治療相談やセカンドオピニオンの導線があるかを確認しましょう。
未受診者でも相談できるのか、現在他院で治療中でも相談できるのか、医師が対応するのか、カウンセラーが対応するのかによって、相談できる内容は変わります。
また、オンライン相談が可能か、相談時間は何分か、費用はいくらか、検査結果を事前提出できるかも確認しておくと安心です。
「相談」と書かれていても、医師による治療相談なのか、初診前の案内なのか、カウンセリングなのかは施設によって異なります。予約時に確認しましょう。
セカンドオピニオンの結果、転院を検討することもあります。
そのため、相談先が今後も通える場所かどうかも確認しておくとよいでしょう。
不妊治療では、月経周期に合わせて通院する必要があります。採卵や移植の周期では急な通院が必要になることもあります。
京都市内で選ぶ場合は、駅から近いか、仕事帰りに通えるか、土曜診療に対応しているか、WEB予約ができるか、自宅や職場から通いやすいかを確認しましょう。
セカンドオピニオンでは、費用面の相談も大切です。
相談料が自費になる場合もあれば、初診として扱われる場合もあります。オンライン相談の場合は、専用の相談料が設定されていることもあります。
また、体外受精や顕微授精、先進医療、自費治療に進む場合の費用についても確認しておきたいポイントです。
特に40代や43歳以降で治療を続ける場合は、自費治療の費用負担が大きくなりやすいため、1周期あたりの費用、採卵や移植を何回まで考えるか、治療の区切りをどう考えるかも相談しましょう。
京都で不妊治療のセカンドオピニオンを検討する場合、現在の悩みや治療段階によって相談先は変わります。
ここでは、目的別に相談しやすい候補を整理します。最新の診療内容や相談方法は、各クリニックの公式サイトで確認しましょう。
足立病院 生殖医療センターは、京都市中京区の烏丸御池エリアにある不妊治療施設です。
タイミング法や人工授精などの一般不妊治療から、体外受精、顕微授精、先進医療まで幅広く対応しています。
体外受精の採卵結果や胚培養結果、移植方針について相談したい方に候補となります。胚培養士への相談や、心理面のサポートも含めて相談しやすい施設です。
実績や治療体制を重視し、今の治療方針が合っているか、次に何を見直すべきかを確認したい方に向いています。
京都IVFクリニックは、京都市下京区にある不妊治療専門クリニックです。
体外受精や顕微授精を中心に相談でき、他院で治療中の方が治療方針を見直したいときの候補になります。
オンライン治療相談やセカンドオピニオン、転院前相談の導線があり、採卵結果、胚培養結果、着床前検査、男性不妊相談などについて別の視点で相談したい方に向いています。
四条河原町エリアにあるため、京都市中心部で通いやすい専門院を探している方にも検討しやすい施設です。
身原病院は、京都市西京区の上桂駅前にある産婦人科病院です。
一般不妊治療から体外受精・顕微授精まで対応しており、段階的に治療を進めたい方に候補となります。
体外受精説明会、不妊カウンセラーや培養士への相談体制も案内されており、治療前後の不安を相談しやすい施設です。
西京区・桂周辺で通いやすい相談先を探している方、一般不妊治療から高度不妊治療まで視野に入れて相談したい方に向いています。
田村秀子婦人科医院は、京都市中京区にある婦人科医院です。
タイミング療法、薬物療法、人工授精、体外受精、顕微授精に対応しており、自然に近い治療から見直したい方に候補となります。
身体づくりや漢方相談も含めて考えたい方、女性医師に相談したい方にも検討しやすい施設です。
ただし、年齢が高い場合や体外受精へのステップアップが必要な場合は、身体づくりだけに時間をかけすぎず、治療方針やステップアップの時期もあわせて相談しましょう。
いちおか泌尿器科クリニックは、男性不妊に特化した泌尿器科クリニックです。
精液検査、精索静脈瘤、無精子症、micro-TESEなど、男性側の不妊原因を詳しく調べたい方に候補となります。
女性側の治療は現在のクリニックで続けながら、男性側の再評価だけ別施設で相談する方法もあります。
「精液検査の結果に不安がある」「顕微授精をすすめられたが男性側も詳しく調べたい」「夫婦で原因を見直したい」という場合に相談しやすい候補です。
セカンドオピニオンは、治療方針を整理するうえで役立つ方法です。
一方で、受け方によっては相談内容がぼやけたり、かえって迷いが増えたりすることもあります。相談前に注意点を確認しておきましょう。
セカンドオピニオンを受ける前に、何を確認したいのかを整理しましょう。
「今のクリニックが合わない気がする」という不満だけでは、相談内容が広がりすぎてしまうことがあります。
たとえば、以下のように目的を具体化すると相談しやすくなります。
相談目的を整理することで、限られた相談時間を有効に使いやすくなります。
セカンドオピニオンでは、検査結果や治療歴が重要です。
資料が少ない場合、医師は一般的な説明しかできないことがあります。できるだけ、検査結果、採卵結果、胚培養結果、移植歴、精液検査、流産歴などを整理しておきましょう。
すべての資料が手元にない場合でも、分かる範囲でメモを作っておくだけでも役立ちます。
不明な点がある場合は、「この検査は受けたか分からない」「胚のグレードは覚えていない」と正直に伝えましょう。
セカンドオピニオンを受けた後、今のクリニックで治療を続ける場合は、主治医にどう伝えるかを考えておくと安心です。
たとえば、「別の医師からこの検査について聞いたのですが、私の場合は必要でしょうか」「体外受精へのステップアップ時期についてもう一度相談したいです」といった形で、冷静に治療方針として相談するとよいでしょう。
転院を決める場合は、紹介状や検査結果のコピーを依頼する必要があります。感情的に伝えるのではなく、「通院の都合」「別施設でも相談してみたい」「治療方針を見直したい」など、理由を整理して伝えるとスムーズです。
セカンドオピニオンで聞いた意見が、必ず唯一の正解とは限りません。
不妊治療では、医師によって方針が異なることがあります。卵巣刺激法、採卵回数、初期胚移植か胚盤胞移植か、先進医療の使い方などは、クリニックごとに考え方が異なることもあります。
意見が違った場合は、どちらが正しいかだけでなく、なぜその方針をすすめるのかを確認しましょう。
最終的には、医学的な見通し、費用、通いやすさ、夫婦の希望を踏まえて、自分たちが納得できる選択をすることが大切です。
38歳以降や40代では、治療に使える時間も重要です。
セカンドオピニオンを受けることは大切ですが、複数の医療機関で相談を繰り返しているうちに、採卵や移植のタイミングが遅れてしまうこともあります。
特に40代や43歳以降で自費治療を検討している場合は、相談後に次の行動を決めることが大切です。
セカンドオピニオンを受けたら、今のクリニックで続けるのか、追加検査を相談するのか、転院するのか、男性不妊だけ別施設で相談するのかを整理しましょう。
セカンドオピニオンを受けた後は、いくつかの選択肢があります。
必ず転院する必要はありません。相談内容をもとに、夫婦で今後の治療方針を考えましょう。
セカンドオピニオンを受けて、現在の治療方針に納得できた場合は、今のクリニックで治療を続ける選択肢があります。
別の医師からも同じような意見を聞くことで、安心して治療を続けられることもあります。
その場合は、主治医に質問したい内容を整理し、今後の治療スケジュールやステップアップのタイミングを確認しましょう。
セカンドオピニオンで追加検査や治療変更を提案された場合は、現在の主治医に相談することもできます。
たとえば、着床不全検査、男性側の追加検査、顕微授精への変更、卵巣刺激法の変更、胚盤胞培養方針の変更、PGT-Aの相談などです。
現在のクリニックで対応できる内容であれば、転院せずに方針を見直せる場合もあります。
セカンドオピニオンを受けた結果、今のクリニックでは希望する治療に対応していない、説明に納得できない、通院負担が大きいと感じた場合は、転院を検討することもあります。
転院する場合は、初診予約、紹介状、検査結果のコピー、治療歴の整理、凍結胚の扱いなどを確認しましょう。
体外受精や顕微授精を経験している方は、採卵結果、胚培養結果、移植歴、凍結胚の有無をまとめておくと、転院先での相談がスムーズです。
セカンドオピニオン後、すべての治療を転院するのではなく、一部だけ別施設で相談する方法もあります。
たとえば、女性側の治療は現在のクリニックで続けながら、男性不妊については泌尿器科で詳しく相談するケースです。
また、着床不全や不育症、漢方、鍼灸など、特定のテーマだけ別の施設や専門職に相談することもあります。
ただし、複数の施設を利用する場合は、主治医と情報共有することが大切です。自己判断で治療やサプリを追加するのではなく、現在の治療と矛盾しないか確認しましょう。
A:はい。不妊治療で今の方針に不安がある場合、別の医師の意見を聞くことは選択肢のひとつです。セカンドオピニオンは、主治医を否定するためではなく、治療方針を理解し、納得して進めるために利用できます。
A:セカンドオピニオンは、現在の治療を続けながら別の医師の意見を聞くことです。転院は、今後の治療を受ける主な医療機関を変更することです。転院するか迷っている場合は、まずセカンドオピニオンを受けてから判断する方法もあります。
A:相談先によって異なります。紹介状や診療情報提供書があると、これまでの治療経過が伝わりやすくなります。紹介状なしで相談できる場合もありますが、検査結果や治療歴はできるだけ持参しましょう。
A:相談できます。採卵数が少ない、受精しない、胚盤胞まで育たない、移植しても着床しない、流産を繰り返すといった場合は、採卵結果や胚培養結果、移植歴を整理して相談すると、次の治療方針を考えやすくなります。
A:いいえ。セカンドオピニオン後に今のクリニックで治療を続ける方もいます。別の意見を聞いたうえで、現院で追加検査や方針変更を相談する、転院する、男性不妊だけ別施設で相談するなど、複数の選択肢があります。
不妊治療のセカンドオピニオンは、現在の主治医を否定するものではありません。今の治療方針を理解し、納得して次の治療へ進むための選択肢です。
タイミング法や人工授精を続けるべきか、体外受精へ進むべきか、採卵結果や胚盤胞到達率をどう見るか、着床不全やPGT-Aを検討すべきか、男性不妊も含めて見直すべきかなど、迷いや不安があるときに別の医師の意見を聞くことで、判断材料を増やせます。
相談前には、紹介状や検査結果、治療歴、採卵結果、胚培養結果、移植歴、精液検査、凍結胚の有無、保険適用回数などを整理しておきましょう。資料がそろっているほど、より具体的な相談がしやすくなります。
京都でセカンドオピニオン先を選ぶときは、自分たちの悩みに合う専門性があるか、体外受精や胚培養の説明に強いか、相談導線があるか、転院した場合も通いやすいか、費用や自費治療について説明してくれるかを確認しましょう。
セカンドオピニオン後は、今のクリニックで治療を続ける、追加検査を相談する、転院を検討する、男性不妊や着床不全など一部だけ別施設で相談するなど、複数の選択肢があります。
大切なのは、夫婦で納得して治療を進められることです。不安を抱えたまま治療を続けるのではなく、必要に応じて別の意見も取り入れながら、自分たちに合った治療方針を考えていきましょう。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf