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「採卵してみたら思ったより数が少なかった」「受精はしたのに、胚盤胞まで育たなかった」と、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
体外受精では、採卵数、受精率、胚盤胞到達率といった数字が、その後の治療方針や妊娠の可能性に関わる重要な指標になります。特に、年齢が上がるにつれてこれらの数字に変化を感じやすくなり、「自分の結果は年齢的に見てどうなのか」と気になる方も多いでしょう。
ただし、採卵数や受精率、胚盤胞到達率は、年齢だけですべてが決まるわけではありません。AMHや卵巣機能、精子の状態、刺激法、受精方法など、さまざまな要素が影響します。そのため、大切なのは数字だけを見て落ち込むことではなく、年齢別の傾向を知ったうえで、自分の結果をどう受け止め、次の治療にどうつなげるかを考えることです。
この記事では、年齢別に見た採卵数・受精率・胚盤胞到達率の違いを整理しながら、それぞれの数字をどのように見ればよいのか、不妊治療にどう活かしていけばよいのかをわかりやすく解説します。
体外受精の結果を見て不安になったとき、まず大切なのは、それぞれの数字が何を意味しているのかを正しく理解することです。同じ「結果が悪かった」と感じても、採卵数が少ないのか、受精しにくいのか、胚盤胞まで育ちにくいのかによって、考え方は変わってきます。
採卵数とは、1回の採卵で得られた卵子の数のことです。体外受精では、まず卵巣を刺激して複数の卵胞を育て、その中から卵子を採取します。このとき何個の卵子が取れたかが採卵数です。
採卵数は、卵巣予備能、つまり卵巣にどれくらい卵胞が残っているかの影響を受けます。AMHが低い方や年齢が高い方では、採卵数が少なくなる傾向があります。一方で、AMHが比較的高い方や若い方では、複数の卵子が得られやすいことがあります。
ただし、採卵数は多ければよいというものでもありません。もちろん、卵子の数が多いほど受精や培養に進める選択肢は広がりますが、大切なのはその後に受精し、育ち、移植できる胚が得られるかどうかです。採卵数は重要な出発点ですが、それだけで治療の成否は決まりません。
受精率とは、採れた卵子のうち、どのくらいが受精に至ったかを示す割合です。
たとえば、採卵した卵子が5個あって、そのうち3個が受精した場合、受精率は一定の目安として見ることができます。体外受精では、採卵できてもすべてが受精するわけではないため、この段階で思ったより数が減って不安になる方も少なくありません。
受精率には、卵子の成熟度、精子の状態、受精方法などが関わります。通常の体外受精で受精しにくい場合には、顕微授精が選択されることもあります。また、年齢の影響がまったくないわけではありませんが、受精率については女性側の年齢だけでなく、男性因子の影響も大きい点が特徴です。
そのため、「採卵数はあったのに受精しなかった」という場合は、年齢だけの問題と決めつけず、精子の状態や受精方法も含めて考えることが大切です。
胚盤胞到達率とは、受精卵が胚盤胞まで育った割合を示すものです。
体外受精では、受精した卵がそのまますべて移植できるわけではなく、培養を続ける中で発育が止まることがあります。その中で、胚盤胞と呼ばれる段階まで育つかどうかは、移植可能胚を得られるかに大きく関わります。
この胚盤胞到達率は、特に卵子の質の影響を受けやすいと考えられています。採卵数が多くても、受精卵が途中で育たなければ、移植まで進めないことがあります。そのため、体外受精の結果を考えるうえでは、採卵数や受精率だけでなく、最終的に胚盤胞まで到達したかどうかを見ることがとても重要です。
とくに年齢が上がると、採卵や受精までは進んでも、胚盤胞まで育たないことが増えやすくなります。そのため、胚盤胞到達率は年齢と体外受精の関係を考えるうえで欠かせない視点になります。
体外受精に取り組む中で、「年齢が上がると採卵数は減るのか」「受精率や胚盤胞到達率も下がるのか」と気になる方は多いでしょう。実際、これらの指標は年齢の影響を受けやすい面がありますが、影響の出方はそれぞれ少しずつ異なります。
もっともイメージしやすいのが、採卵数と年齢の関係です。一般的に、採卵数は年齢とともに減少しやすくなります。
その背景にあるのが、卵巣予備能の低下です。年齢が上がるにつれて卵巣内に残っている卵胞の数は少なくなっていくため、排卵誘発を行っても十分な数の卵胞が育ちにくくなります。特に30代後半以降は、1回の採卵で得られる卵子数が減ってきたと感じる方が増えてきます。
もちろん、実際の採卵数にはAMHの値や刺激法の違いも大きく関わるため、年齢だけで一律に決まるわけではありません。ただ、全体の傾向としては、年齢が上がるほど採卵数は減少しやすいと考えておくとよいでしょう。
受精率については、採卵数ほど単純に年齢だけで説明できるものではありません。
受精には、卵子が成熟しているかどうか、精子の状態がどうか、通常体外受精なのか顕微授精なのかといった複数の要素が関わります。そのため、受精率が思うように上がらない場合には、女性の年齢だけでなく男性因子や受精方法の影響もあわせて考える必要があります。
ただし、年齢の影響がまったくないわけではありません。年齢が上がると、採れた卵子の中に成熟度の低いものが含まれたり、受精後の発育に影響する要素が出たりすることがあり、結果として受精の段階で数が減ることもあります。
とはいえ、受精率については「年齢が上がったから必ず下がる」と単純に考えるよりも、治療全体の流れの中で見ていくことが大切です。
採卵数や受精率以上に、年齢の影響を感じやすいのが胚盤胞到達率です。
体外受精では、採卵できて受精もしたのに、その後の培養で胚盤胞まで育たないということがあります。この段階では、卵子の質がより強く影響しやすくなります。年齢が上がると卵子の加齢による影響が大きくなり、染色体異常のリスクも上がるため、受精卵が途中で発育を止めやすくなります。
そのため、年齢が上がるほど、「採卵はできた」「受精まではした」という段階から、その先の胚盤胞到達までが大きな壁になりやすくなります。特に30代後半から40代では、採卵数よりも「最終的に移植可能胚が得られるか」がより重要な意味を持ってきます。
採卵数は年齢とともに変化しやすい指標のひとつですが、その変化の仕方には年代ごとの特徴があります。ここでは、20代・30代前半・30代後半・40代のそれぞれで、採卵数をどのように見ればよいかを整理します。
20代では、比較的採卵数を確保しやすい方が多い傾向があります。卵巣予備能が保たれている方が多く、排卵誘発に対する反応も良好なことが多いためです。
そのため、1回の採卵で複数の卵子が得られるケースも珍しくありません。体外受精を行う場合には、採卵数の面では比較的治療計画を立てやすい年代といえます。
一方で、若いからこそ卵巣が刺激に強く反応しすぎることもあり、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方などでは採卵数が多くなりすぎるケースもあります。この場合は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)への注意も必要です。つまり、20代では「少なすぎること」だけでなく、「反応が強すぎること」にも目を向ける必要があります。
30代前半も、全体としてはまだ採卵数が比較的保たれやすい年代です。ただし、20代に比べると個人差が少しずつ大きくなり始めます。
AMHが十分にある方では、30代前半でも複数の卵子が得られやすい一方で、同じ年代でもAMHが低めの方は採卵数が少なくなることがあります。そのため、この時期からは「年齢の平均」だけでなく、自分の卵巣予備能を踏まえて見ていく視点が重要になります。
治療計画の面では、まだ比較的選択肢を持ちやすい時期ですが、採卵数に個人差が出やすくなるぶん、結果を年齢だけで片づけず、AMHや刺激法も含めて考える必要があります。
30代後半になると、採卵数の低下を感じる方が増えてきます。1回の採卵で十分な数が得られないこともあり、「前より少なくなった」と実感しやすい時期です。
この年代では、年齢に伴う卵巣予備能の低下が採卵数に表れやすくなります。そのため、採卵数が少ないこと自体が珍しいわけではありません。ただし、数が少ないからすぐに厳しいというわけではなく、その少ない卵子の中から受精や胚盤胞到達につながるかどうかをあわせて見ることが大切です。
また、30代後半では、採卵数の結果がその後の治療方針により強く関わってきます。一般不妊治療をどこまで続けるか、体外受精をどう進めるかを考えるうえでも、採卵数は重要な判断材料になります。
40代では、少数採卵になる方が増えてきます。1回の採卵で得られる卵子が少なくなりやすく、場合によっては採卵できるかどうか自体が課題になることもあります。
この年代では、採卵数が少ないことは決して珍しいことではありません。むしろ、数を増やすことそのものよりも、限られた卵子の中から受精・培養・移植までつなげられるかが重要になります。
そのため、40代では「何個取れたか」だけで一喜一憂するよりも、その結果を踏まえてどのような治療戦略をとるかを考えることが現実的です。採卵数が少ない場合には、刺激法の見直しや治療継続の方針も含めて検討していく必要があります。
採卵数と比べると、受精率は少し見え方が複雑です。年齢の影響もありますが、それだけでは説明できない部分が大きいため、結果をどう受け止めるかが大切になります。
20代から30代前半では、受精率は比較的安定しやすい傾向があります。卵子の成熟度が保たれていることが多く、精子の状態に大きな問題がなければ、受精までは比較的進みやすいケースが多いからです。
もちろん、若い年代であっても受精率が低いことはあります。その場合は、卵子の成熟度、採卵のタイミング、精子所見、受精方法など、年齢以外の要因も疑う必要があります。若いから問題ないはず、と考えすぎないことも大切です。
30代後半になると、受精率そのものだけでなく、その後の胚の発育もあわせて見ていく必要があります。
受精自体はできていても、その後の分割や胚盤胞到達がうまくいかないことが増えてくるため、単に「受精したから順調」とは言い切れなくなってきます。つまり、この年代では受精率だけを切り出して評価するよりも、「受精したあとどこまで進めたか」を含めて全体で見ることが重要になります。
40代では、受精まで進んだとしても、その後に胚盤胞まで育ちにくいことがあります。そのため、受精率がある程度保たれていても、それだけで安心しないことが大切です。
「受精した」という結果は前向きな材料ではありますが、最終的に移植可能胚が得られなければ妊娠にはつながりません。40代では、受精率だけでなく、その後の胚の発育と移植まで進めるかどうかを重視して見ていく必要があります。
体外受精では、最終的に移植可能な胚が得られるかどうかが重要です。その意味で、胚盤胞到達率は非常に大切な指標になります。そして、この指標は年齢による影響を感じやすい部分でもあります。
一般的には、若い年代ほど受精卵が胚盤胞まで育ちやすい傾向があります。これは、卵子の質が比較的保たれていることが関係しています。
受精までは進んでも、その後の発育段階で止まることはありますが、若い年代では胚盤胞到達までつながる可能性が比較的高いと考えやすいです。そのため、20代〜30代前半では、採卵数や受精率だけでなく、胚盤胞到達も比較的期待しやすい年代といえます。
30代後半になると、採卵数そのものよりも、「その中からどれだけ育つか」がより重要になってきます。
採卵数がある程度確保できていても、受精卵が途中で発育を止め、胚盤胞まで到達しないケースが出てきます。この時期からは、数の問題だけでなく、年齢による卵子の質の変化が胚発育に影響しやすくなるためです。
そのため、30代後半では「何個採れたか」だけでなく、「何個が胚盤胞まで育ったか」により注目する必要があります。
40代では、胚盤胞到達率がさらに大きな意味を持つようになります。受精までは進んでも、胚盤胞まで育たず移植可能胚が得られないことが増えやすいためです。
この年代では、「採卵できた」「受精した」という段階だけでなく、最終的に移植できる胚が得られるかが、治療継続の判断にも関わってきます。そのため、胚盤胞到達率は単なる数字以上に、今後の治療設計を考える大切な指標になります。
採卵数が少なかったとき、多くの方がまず不安になるのは「この数では妊娠は難しいのでは」という点ではないでしょうか。実際、採卵数は体外受精において大切な要素のひとつですが、数だけで妊娠の可能性が決まるわけではありません。
まず知っておきたいのは、採卵数が少なくても妊娠に至ることはあるということです。
体外受精では、たくさん採れた卵子の中から妊娠につながる胚が見つかることもあれば、少数採卵でもその中の1個が良好胚となって妊娠に至ることもあります。つまり、最終的に重要なのは数そのものよりも、妊娠につながる胚が得られるかどうかです。
特に、採卵数が少ないからといって、その1個1個の卵子に価値がないわけではありません。実際には、少ない採卵数でも受精し、胚盤胞まで育ち、移植後に妊娠へつながるケースもあります。そのため、採卵数だけで「もう難しい」と結論づける必要はありません。
一方で、採卵数が少ないと治療上の選択肢が狭くなりやすいのも事実です。
たとえば、採卵数が多い場合は、複数の受精卵を培養し、その中から良好胚を選んだり、余剰胚を凍結したりできる可能性があります。しかし、採卵数が少ないと、受精しなかった場合や胚盤胞まで育たなかった場合に、次の移植につながる胚が残らないことがあります。
その結果、再採卵が必要になる可能性が高まり、1回ごとの採卵の重みも大きくなります。つまり、採卵数が少なくても妊娠はあり得ますが、治療の組み立て方としては余裕が少なくなりやすいということです。
採卵数が少ないかどうかを気にすること自体は自然なことですが、本当に大切なのは、その後の流れも含めて全体を見ることです。
たとえば、採卵数は少なくても受精率がよく、胚盤胞まで育ち、移植結果も悪くないのであれば、必ずしも悲観する必要はありません。逆に、採卵数は多くても、受精しにくい、胚盤胞まで育たない、移植しても結果が出ないという場合は、別の課題があると考えられます。
不安になったときこそ、採卵数だけを見るのではなく、受精率、胚盤胞到達率、移植まで進めたか、妊娠反応があったかといった全体の流れを整理して考えることが大切です。
採卵結果に不安を感じたとき、「年齢のせいなのか」「それとも他に原因があるのか」は気になりやすいポイントです。ここでは、年代ごとに結果をどう受け止めればよいかを整理します。
20代や30代前半は、一般的には採卵数や胚発育が比較的保たれやすい年代です。そのため、この年代で採卵数が極端に少ない、受精しにくい、胚盤胞まで育ちにくいといった結果が出た場合には、単純に年齢だけでは説明しにくいことがあります。
たとえば、AMHが低い、排卵刺激への反応が弱い、精子所見に課題がある、受精方法が合っていないなど、別の要因が関わっている可能性もあります。そのため、若い年代で結果が思わしくない場合は、「まだ若いのにどうしてだろう」と落ち込むだけでなく、原因を丁寧に探ることが重要です。
年齢が若いからこそ、早めに原因を整理することで、その後の治療方針を組み立てやすくなることもあります。
30代後半では、採卵結果がその後の治療方針により大きく関わってきます。
この年代では、採卵数の低下や胚盤胞到達率の低下を感じる方が増えてきます。そのため、結果が思うように出なかった場合には、「年齢的にこういうことも起こりやすい」と受け止める視点も必要です。ただし、だからといって何もしないまま時間を過ごすのは得策ではないこともあります。
30代後半では、採卵結果を見ながら、タイミング法や人工授精をどこまで続けるか、体外受精をどう進めるか、刺激法や採卵方針を見直すかといった判断を早めにしていくことが重要です。結果をただ受け止めるだけでなく、次の判断材料として活かすことが大切です。
40代では、採卵結果の数字を見て落ち込む方も多い一方で、この年代では数字を「今後どうするか」に結びつける視点がより重要になります。
採卵数が少ない、受精しても育たない、胚盤胞まで届きにくいという結果は、40代では珍しいことではありません。そのため、単に「悪い結果だった」と受け止めるだけではなく、その結果を踏まえて、治療を続けるのか、方法を変えるのか、区切りを考えるのかを現実的に整理していく必要があります。
40代では、採卵結果は感情的なショックだけで終わらせず、今後の治療設計を考える材料として使う意識が大切です。
採卵結果が気になったときは、数字だけで良し悪しを判断するのではなく、背景にある要素も一緒に確認することが大切です。
採卵数が少ないときにまず確認したいのが、AMHや卵巣予備能です。
AMHは採卵数と関係が深い指標であり、年齢とあわせて見ることで、卵巣の反応性の目安になります。特に、年齢のわりに採卵数が少ない場合には、AMHや超音波所見を踏まえて卵巣予備能を整理することで、結果を理解しやすくなります。
採卵数だけを見て落ち込むのではなく、「なぜこの数だったのか」を考える材料としてAMHを見ることが大切です。
受精率が気になる場合には、女性側だけでなく精子の状態も重要です。
精子濃度、運動率、奇形率などの所見によって、受精率は大きく影響を受けます。採卵できているのに受精しにくい場合には、卵子側の問題だけでなく、男性因子が関わっていることもあります。
そのため、受精率が低い結果を見たときは、女性の年齢だけで説明せず、男性側の評価もあわせて見直すことが大切です。
採卵数や受精率、胚盤胞到達率は、刺激法や受精方法の影響も受けます。
低刺激法、高刺激法など刺激のかけ方によって、得られる卵子数や成熟度が変わることがあります。また、通常体外受精より顕微授精の方が適しているケースもあります。結果が思うように出ないときには、「年齢だから仕方ない」と決めつける前に、方法の見直し余地があるかを確認したいところです。
採卵数、受精率、胚盤胞到達率はそれぞれ大切ですが、最終的に重要なのは、移植可能胚が得られたか、そして移植結果がどうだったかです。
数字だけを見ると不安になりやすいものですが、移植まで進めているのか、妊娠反応があったのか、流産歴があるのかといった点まで含めて見ていくことで、治療全体の意味が見えやすくなります。
採卵数や受精率、胚盤胞到達率に不安があるときは、数字だけを見て悩むのではなく、その結果をどう今後の治療方針につなげるかを相談できる医療機関を選ぶことが大切です。
採卵結果を踏まえて、刺激法や受精方法、今後の体外受精の進め方まで含めて相談したい場合は、足立病院 生殖医療センターのように、ARTや先進医療まで幅広く対応している医療機関が候補になります。
採卵数が少ない、胚盤胞まで育ちにくいといった結果が出たときには、その原因や次の戦略を整理しやすい環境が重要です。段階的に治療方針を相談できる体制は、結果に不安を感じている方にとって心強いでしょう。
「数字だけで判断するのではなく、自分の気持ちも含めて納得しながら治療方針を考えたい」という方には、田村秀子婦人科医院のように、丁寧な説明や身体づくりも含めて相談しやすい医療機関が合う場合があります。
結果に一喜一憂しやすいテーマだからこそ、数値の意味や治療の進め方を自分のペースで理解していける環境は大切です。
受精率が気になる場合には、女性側だけでなく男性側の要因も含めて整理する必要があります。そのため、精子所見や男性不妊の評価も含めて考えたい場合は、いちおか泌尿器科クリニックのような男性不妊に対応した医療機関への相談も役立ちます。
採卵結果を女性側の年齢だけで説明しない視点が、適切な治療方針につながります。
A:一律にどれくらい減るとは言えません。AMHや卵巣予備能、刺激法によって個人差が大きいためです。ただし、一般的な傾向としては、年齢が上がるほど採卵数は少なくなりやすいと考えられます。
A:影響はありますが、年齢だけで決まるわけではありません。卵子の成熟度、精子の状態、通常体外受精か顕微授精かといった要素も大きく関わります。受精率が気になる場合は、男女両方の要因を含めて見ていくことが大切です。
A:主に、卵子の加齢による影響が大きいと考えられています。年齢が上がると染色体異常のリスクが高まり、受精卵が途中で発育を止めやすくなるため、胚盤胞まで育ちにくくなる傾向があります。
A:採卵数が少なくても妊娠することはあります。ただし、受精しなかったり胚盤胞まで育たなかったりした場合に、次につながる選択肢が少なくなりやすい点には注意が必要です。数だけでなく、その後の流れも含めて考えることが大切です。
A:採卵数の数字だけで判断するのではなく、年齢、AMH、受精率、胚盤胞到達率、精子所見、刺激法などを総合的に見る必要があります。自分の結果が年齢相応かどうかは、治療全体の流れの中で専門医に確認するのが確実です。
採卵数、受精率、胚盤胞到達率は、体外受精においてとても重要な指標です。そして、これらは年齢とともに変化しやすく、特に年齢が上がるほど、採卵数だけでなく胚盤胞まで育つかどうかが大きな意味を持つようになります。
ただし、年齢だけですべてが決まるわけではありません。AMH、精子所見、刺激法、受精方法など、さまざまな要素が関わっています。そのため、数字の良し悪しだけで落ち込むのではなく、どこに課題があるのかを整理し、次の治療方針にどう活かすかを考えることが大切です。
もし採卵結果に不安があるなら、結果そのものに振り回されるのではなく、専門医に相談しながら全体の流れを見直してみてください。年齢別の傾向を知ったうえで自分の結果を正しく受け止めることが、次の一歩につながります。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。
不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。
男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf