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着床不全の検査費用は京都でいくら?

公開日: |最終更新日時:

胚移植を何回か行ったのに、なかなか妊娠に至らない…。
「着床不全かもしれない」と言われたり、自分でも不安になって調べている方も多いのではないでしょうか。

着床不全に関する検査はひとつではなく、保険適用になるもの・先進医療・自費診療が混在しています。内容を整理しないまま進めると、想定以上に費用や通院負担が大きくなることもあります。

このページでは、京都で不妊治療を検討している方に向けて、着床不全で検討される検査の全体像・費用相場の目安・保険と自費の考え方・検査の進め方を分かりやすくまとめました。

※注意
本ページは一般的な情報を整理したもので、診断や治療方針を示すものではありません。検査の要否・費用・実施可否は医療機関によって異なるため、必ず受診先でご確認ください。

そもそも「着床不全」とは?

着床不全は「状態を表す言葉」

「着床不全」は、厳密な医学用語として明確な定義が決まっているわけではありません。一般的には、

  • 良好とされる胚を複数回移植している
  • 子宮内膜の厚みなども一定の条件を満たしている
  • それでも妊娠に至らない(妊娠反応が出ない/継続しない)

といった状況で使われることが多い言葉です。

原因はひとつではありません

着床がうまくいかない理由は単純ではなく、子宮の状態・内膜環境・ホルモンや血液の状態・胚(受精卵)側・男性側など複数の要因が関係することがあります。そのため「着床不全の検査」といっても、さまざまな方向から原因を探ることになります。

着床不全で検討される検査一覧(まずは全体像)

検査の種類が多いと、何から考えればよいか分からなくなりがちです。まずは大きく4つのカテゴリに分けて整理してみましょう。

① 子宮の状態をみる検査

子宮内に「着床を妨げる物理的な要因」がないかを調べます。

  • 子宮鏡検査(ポリープ・癒着などの確認)
  • 経腟超音波検査(内膜の厚み・子宮内の状態など)
  • 必要に応じて行う検査(例:子宮卵管造影など)

② 子宮内膜の環境・炎症をみる検査

着床の「土壌」となる子宮内膜の環境を、より詳しく確認します。

  • 慢性子宮内膜炎の評価(検査方法は施設により異なる)
  • 子宮内の細菌叢(フローラ)関連検査(施設差が大きい)
  • 子宮内膜受容能に関する検査(実施の有無・位置づけは施設により異なる)

③ ホルモン・血液・免疫など全身要因の検査

子宮そのものではなく、全身状態が着床に影響していないかを採血などで確認します。

  • 甲状腺機能(甲状腺ホルモン)
  • プロラクチンなどのホルモン
  • 血液凝固(血栓傾向)に関する検査(必要時)
  • 自己抗体などの検査(必要時)

④ 胚(受精卵)側・男性側の要因を検討するケース

女性側の検査だけではなく、カップル全体で評価するケースもあります。

  • 胚の状態に関する追加検討(扱いは施設により異なる)
  • 精子側の追加検査(例:精子DNA断片化など)

男性側の評価も含めて検討したい場合は、男性不妊治療に対応している医療機関の情報も合わせて確認しておくと安心です。

着床不全の検査費用はいくら?(京都での目安)

結論からいうと、着床不全の検査費用は数千円〜数十万円まで幅があります。
理由は、保険診療でできる検査か/先進医療・自費になる検査か、そしてどこまで詳しく調べるかで大きく変わるためです。

費用の幅が出る3つの理由

  • 保険適用の範囲(年齢・回数・要件など)
  • 医療機関ごとの検査体制・位置づけ(院内実施/外部委託など)
  • 検査結果が治療方針にどこまで影響するか(追加検査の有無)

検査別:費用目安の整理(まずは「相場感」)

以下はあくまで目安です。実際の費用は、検査の方法・組み合わせ・医療機関・保険適用の可否で変わります。

検査カテゴリ 費用感の目安 確認ポイント
子宮の状態 子宮鏡・超音波など 保険内なら数千円〜1万円台になることも 院内で実施できるか/予約の取りやすさ
内膜環境・炎症 慢性炎症評価、フローラ関連など 自費・先進医療になると数万円単位のことも 実施の有無/結果までの期間/治療にどう反映するか
ホルモン・血液 甲状腺、プロラクチン、凝固系(必要時) 保険内なら比較的抑えやすい 「必要時」の判断基準(医師の説明)
男性側評価 精液検査、追加検査(必要時) 検査内容により幅 女性側検査と並行できるか

「だいたいどれくらいかかるか」を把握したら、次に重要なのが保険適用と自費の考え方です。

保険適用になる?ならない?判断の考え方

不妊治療は保険適用が拡大されていますが、着床不全関連の検査がすべて保険対象になるわけではありません。ここでは、判断の基本を整理します。

保険適用になりやすい検査(例)

医師が医学的必要性を判断し、保険要件を満たす場合に保険で行えることがあります。

  • 採血によるホルモン検査(甲状腺・プロラクチンなど)
  • 一部の子宮鏡検査
  • 状態に応じた基本的な検査

自費・先進医療になりやすい検査(例)

  • 子宮内膜受容能に関する検査(位置づけ・実施は施設差あり)
  • 子宮内細菌叢(フローラ)関連の検査(施設差あり)
  • 一部の免疫・凝固系の精密検査

大切なのは、「この検査で治療方針がどう変わるのか」を確認した上で進めることです。費用面の納得感が大きく変わります。

検査はどの順番でやる?(おすすめの進め方)

不安なときほど「全部調べたい」と思いがちですが、順番を意識すると費用と負担を抑えやすくなります。

Step1:まずは基本評価をそろえる

  • 子宮の形態(子宮鏡など)
  • 内膜の状態
  • ホルモン評価
  • 炎症の有無(状況に応じて)

Step2:状況に応じて追加検査の優先度を決める

例えば、移植回数・年齢・流産歴・胚の状態・男性因子の有無などによって、検査の優先順位は変わります。医師に「今の状況で優先すべき検査はどれか」を確認するとスムーズです。

Step3:先進医療・自費は「目的」を言語化してから

先進医療・自費検査は、費用が大きくなりやすい一方、すべての人に必要とは限りません。
「検査で何が分かり、治療がどう変わるのか」を確認した上で検討しましょう。

京都で相談するなら?病院選びのポイント

着床不全の検査は「検査だけ」ではなく、結果を踏まえた治療方針まで一貫して相談できると安心です。京都市内には不妊治療(ART)に対応している医療機関が複数あるため、通いやすさ・検査体制・説明の丁寧さも含めて比較しましょう。

京都市内の不妊治療対応医療機関は、以下の一覧ページでも確認できます。

また「目的別に相談先を検討したい」という方は、次の方向性も参考になります。

  • 体外受精(IVF)の相談を中心に進めたい:IVFまで一貫対応できる施設で相談
  • 妊娠しやすい身体づくりも含めて相談したい:体質・生活面のサポートも含む相談
  • 男性側の追加検査・治療も並行したい:男性不妊に強い医療機関への相談

初診〜相談時に聞くべき10個の質問(コピペ用)

費用の見通しと検査の優先順位を整理するために、初診時は以下を聞いておくと安心です。

  1. 着床不全の観点で、まず行う基本検査は何ですか?
  2. それぞれ保険/自費どちらですか?
  3. 検査の概算費用はいくらですか?
  4. 結果が出るまでの期間はどれくらいですか?
  5. 検査結果で治療方針は変わりますか?
  6. 子宮鏡は院内で実施できますか?紹介ですか?
  7. 内膜炎・感染の評価はどの方法ですか?
  8. 追加検査(内膜受容能・フローラ関連など)を勧める基準は?
  9. 他院の検査結果は持ち込みできますか?
  10. 検査〜次の移植までの概算見積を出せますか?

よくある質問(FAQ)

Q:着床不全の検査だけ受けることはできますか?

A:医療機関によっては可能な場合もありますが、多くは治療方針とセットで評価します。転院や紹介を含めて検討する場合は、紹介状や検査データの取り扱いも事前に確認しましょう。

Q:検査をすれば必ず原因が見つかりますか?

A:すべてのケースで明確な原因が特定できるわけではなく、「原因不明」となることもあります。ただし、基本評価を整理することで次の一手が決めやすくなるケースもあります。

Q:男性側の検査も必要ですか?

A:女性側の検査だけでは原因が見えにくい場合、男性因子の再評価が行われることがあります。カップルで並行して検討できると、時間を無駄にしにくくなります。

Q:費用を抑えるコツはありますか?

A:ポイントは3つです。①まずは保険内でできる基本検査から②検査の目的(治療が変わるか)を確認③概算見積を取る。不安で検査を積み上げすぎないことが大切です。

まとめ:京都で「費用」と「次にやること」を明確にして進めよう

着床不全の検査は、検査の種類が多く、保険と自費が混在し、医療機関ごとの方針も異なります。だからこそ、

  • 検査の全体像を整理する
  • 保険/自費の見通しを持つ
  • 「治療がどう変わるか」を軸に優先順位を決める

という流れで進めるのがおすすめです。

京都市内で不妊治療に対応している医療機関は、一覧ページから比較できます。

不安な気持ちを抱えたまま一人で判断せず、まずは相談予約を取り、「検査の優先順位」と「費用の概算」を医師と一緒に整理することから始めてみてください。

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※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf