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京都で不妊治療中にメンタル相談できる窓口・クリニック

公開日: |最終更新日時:

京都で不妊治療中の気持ちを
誰かに相談したい方へ

不妊治療では、検査結果を待つ時間、毎月の妊娠判定、採卵や胚移植、治療費、仕事との両立など、さまざまな場面で心に負担がかかります。

治療が思うように進まないと、「自分のせいではないか」「いつまで続ければよいのか」と考え続けたり、妊娠・出産に関する話題を避けたくなったりすることもあるでしょう。

夫婦・パートナーの間で、治療に対する考え方やつらさの表し方が異なり、「分かってもらえない」「自分だけが治療を背負っている」と感じる場合もあります。

このような悩みは、症状が重くなってからでなければ相談できないものではありません。京都府では、妊活、不妊治療、不育、グリーフケア、仕事との両立、パートナーとの関係などを、助産師、保健師、公認心理師、社会福祉士等へLINEで相談できる窓口を設けています。

また、京都市・京都府には、こころの健康全般に関する公的な電話相談があり、不妊治療施設の中にも心理カウンセリングを行っているところがあります。

このページでは、京都で不妊治療中に利用できる公的相談窓口、心理カウンセリング、心療内科・精神科の違いと、つらさに応じた相談先の選び方を解説します。

不妊治療中に
心がつらくなる主な場面

治療結果を予測できない不安

不妊治療では、検査や治療を受けても、結果を事前に確実に予測することはできません。

体外受精では、採卵できた卵子の数、受精、胚の発育、胚移植、妊娠判定など、複数の段階で結果を待つことになります。

一つの段階を越えても、その先に新たな結果待ちがあるため、期待と不安を何度も繰り返すことがあります。

  • 検査結果を聞くのが怖い
  • 採卵で卵子が取れるか不安
  • 受精や胚の発育が気になる
  • 妊娠判定まで治療のことしか考えられない
  • 陰性判定を受けるたびに自分を責めてしまう
  • 次の治療へ進むことが怖い

仕事や生活との両立

不妊治療では、月経周期や卵胞の発育に合わせて診察日が決まることがあります。

仕事の予定を変更したり、急に休暇を取ったりする必要が生じると、治療そのものに加えて職場への説明も負担になります。

  • 通院のために何度も遅刻・早退している
  • 採卵日が直前まで決まらない
  • 職場へ不妊治療を伝えるか迷っている
  • 同僚へ仕事の負担が偏っていると感じる
  • 治療費と休職・退職の可能性に悩んでいる
  • 通院、仕事、家事をすべて一人で抱えている

周囲の妊娠・出産報告がつらい

不妊治療中は、家族や友人の妊娠・出産報告を心から喜べないことがあります。

喜ばしい出来事だと理解していても、同時に悲しさや焦りが生まれることは不自然ではありません。

  • 妊娠報告を聞くと涙が出る
  • 子どもの写真が多いSNSを見られない
  • 家族から「子どもはまだ?」と聞かれる
  • 友人との集まりを避けたくなる
  • 祝えない自分を責めてしまう
  • 治療について説明することに疲れた

つらい時期に人や情報から一時的に距離を取ることも、自分を守る方法の一つです。

夫婦・パートナーとの温度差

不妊治療に対する気持ちや、つらさの表し方は人によって異なります。

一方が詳しく調べ、もう一方があまり話さない場合でも、必ずしも治療への関心がないとは限りません。しかし、負担を受け止めてもらえていないと感じると、夫婦関係にも影響することがあります。

  • 治療について調べるのが一方だけになっている
  • 通院や注射の身体的負担を理解してもらえない
  • 体外受精へ進むか意見が合わない
  • 治療費の上限を決められない
  • 治療を休む・やめる時期について対立している
  • 性交が治療の一部となり負担を感じている

陰性判定・流産・治療中止後の喪失感

妊娠判定が陰性だったときや、妊娠後に流産したときには、周囲から見えにくい大きな喪失感が生じることがあります。

  • 胚移植後の陰性判定
  • 採卵できなかった
  • 受精しなかった
  • 胚の発育が止まった
  • 妊娠したものの流産した
  • 保存していた胚がなくなった
  • 治療を休止・終了する決断をした

「まだ妊娠していなかったから」「初期だったから」と、悲しさを小さく扱う必要はありません。本人がつらいと感じている時点で、相談してよい悩みです。

メンタル相談を
検討したいタイミング

誰かに話を聞いてほしいと思ったとき

カウンセリングは、精神的な症状が重くなってから受けるものとは限りません。

次のように感じた時点で相談できます。

  • 結果待ちの不安を誰かに聞いてほしい
  • 治療を続けるか気持ちを整理したい
  • パートナーへの伝え方を考えたい
  • 陰性判定や流産後の気持ちを話したい
  • 職場や家族との関係を相談したい
  • 自分の気持ちが分からなくなっている

日常生活に影響が出ているとき

次のような状態が続いている場合は、公的相談や心理カウンセリングだけでなく、心療内科・精神科への相談も検討します。

  • 眠れない日が続いている
  • 食欲が大きく低下・増加した
  • 仕事に集中できない
  • 涙が止まらない
  • 人と会いたくない
  • 何をしても楽しめない
  • 強い不安や動悸がある
  • 治療のことが頭から離れない
  • 家事や仕事ができない

治療について判断できなくなっているとき

不安や落ち込みが強いと、医師の説明を理解したり、複数の選択肢を比較したりすることが難しくなる場合があります。

  • 医師の説明が頭に入らない
  • 何を選んでも後悔しそうに感じる
  • 周囲の意見に流されてしまう
  • 治療を休みたいが言い出せない
  • 費用負担が大きくても治療を断れない
  • 妊娠できると断定する高額なサービスへ頼りたくなる

カウンセラーが治療方針を決めるわけではありませんが、選択肢を考えられる状態へ気持ちを整理する手助けになる場合があります。

不妊治療中の相談先は
悩みの内容で選ぶ

相談先 向いている相談 主な担当者 診断・処方
不妊・不育の公的相談窓口 治療の不安、夫婦関係、仕事との両立、相談先探し 助産師、保健師、公認心理師等 行わない
不妊治療施設の心理カウンセリング 治療中の感情整理、陰性判定、治療継続の迷い 公認心理師、臨床心理士、生殖心理カウンセラー等 原則行わない
一般の心理カウンセリング 夫婦関係、家族、仕事、感情の整理 公認心理師、臨床心理士等 原則行わない
心療内科・精神科 強い不眠、不安、落ち込み、生活への影響 医師 診断・処方を行う
緊急相談・救急医療 死にたい、自傷のおそれ、一人で安全を保てない 相談員、医療従事者等 窓口・医療機関による

京都で利用できる
不妊・不育の公的相談窓口

きょうと妊娠から子育てSNS相談

京都府では、妊娠、出産、子育て等に関する悩みをLINEで相談できる「きょうと妊娠から子育てSNS相談」を設けています。

妊活、不妊治療、不妊治療と仕事の両立、不育、グリーフケア、パートナーとの関係などが相談例として挙げられています。相談には、助産師、保健師、公認心理師、社会福祉士等が対応します。

対象 京都府民
相談方法 LINEによるテキスト相談、事前予約制のオンライン対面相談
受付 24時間365日
返信 原則24時間以内。日曜・祝日・年末年始を除く
相談料 無料。通信費は利用者負担

2025年6月まで実施されていた「妊娠出産・不妊ほっとコール」は終了し、2025年7月からSNS相談へ移行しています。古いWEBページや記事に電話相談の案内が残っている場合があるため、現在の窓口を確認して利用してください。

公的相談窓口が向いている方

  • まず誰かに話を聞いてほしい
  • 医療機関へ行くほどか迷っている
  • 電話より文章で相談したい
  • 不妊治療の悩みを家族に話しにくい
  • 夫婦・パートナーで相談したい
  • 男性側の悩みを相談したい
  • 利用できる支援や相談先を知りたい

公的相談では診断や薬の処方は受けられない

公的相談窓口では、不妊治療中の不安や生活上の悩みを相談できますが、精神疾患の診断や薬の処方は行いません。

次のような対応が必要な場合は、心療内科・精神科などの医療機関へ相談します。

  • 不眠や強い不安に対する薬物治療
  • うつ病や不安障害などの診断
  • 休職に必要な診断書
  • 精神科・心療内科で処方されている薬の調整
  • 自傷や希死念慮への緊急対応

京都の不妊治療施設で受けられる
心理カウンセリング

不妊治療施設内のカウンセリングでは、治療内容を踏まえながら、治療中の不安、夫婦関係、仕事との両立、治療の休止・終了に関する迷いなどを相談できます。

ただし、利用できる対象者、料金、曜日、予約方法は施設ごとに異なります。受診前に最新の公式情報を確認してください。

足立病院生殖医療センター

足立病院生殖医療センターでは、臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリングを行っています。

公式サイトでは、治療、夫婦・親族との関係、仕事や家事との両立、気持ちのコントロール、治療のやめどきなどを相談内容として案内しています。

担当者 臨床心理士・公認心理師
相談時間 1回50分
対象 同院で治療中の方、他院で治療中の方
相談方法 完全予約制の対面カウンセリング、オンライン相談
費用 同院で治療中の方は管理料に含まれる場合あり。他院通院中の方は自費

心療内科・精神科へ通院中の場合は、同院のカウンセリング利用に主治医の許可が必要と案内されています。医療的な治療内容については、医師や看護師への相談が必要です。

醍醐渡辺クリニック

醍醐渡辺クリニックでは、生殖心理カウンセラーによる心理カウンセリングを案内しています。

治療に関する心配・不安、治療に伴うストレス、家族や職場との関係、リラックス方法などを相談でき、夫婦でのカウンセリングにも対応しています。

担当者 生殖心理カウンセラー
相談時間 1回50分
相談方法 予約制
夫婦相談 対応あり
費用 受付へ確認。不妊治療中の方は保険診療となる場合あり

田村秀子婦人科医院

田村秀子婦人科医院では、専任カウンセラーによる不妊カウンセリングや、性交障害に関するカウンセリングを診療内容として案内しています。

相談できる対象者、予約方法、費用、担当者の資格・相談日時は、予約前に同院へ確認しましょう。

カウンセリングと診察の違い

心理カウンセリングでは、気持ちや悩みを整理する支援を受けられますが、不妊治療の医学的な方針や薬の変更を決めることはできません。

相談内容 主な相談先
治療結果を待つ不安 心理カウンセラー
夫婦関係や家族との関係 心理カウンセラー
治療を休むか迷う気持ち 心理カウンセラーと主治医
採卵方法や薬の変更 不妊治療の主治医
強い不眠や抑うつ状態 心療内科・精神科
死にたい気持ち・自傷のおそれ 緊急相談窓口・救急医療

一般の心理カウンセリングを
利用するときのポイント

不妊治療以外の悩みも相談できる

不妊治療施設以外の心理カウンセリングでは、不妊治療に限らず、仕事、夫婦関係、親との関係、過去の喪失体験などをまとめて相談できます。

  • 夫婦・パートナーとの関係
  • 親や親族との関係
  • 職場のストレス
  • 自己否定や罪悪感
  • 流産などの喪失体験
  • 人との距離の取り方
  • 治療を受けていない時間の過ごし方

不妊治療への理解を確認する

相談先を選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 不妊治療中の方の相談経験
  • 流産・不育・周産期の喪失への理解
  • 夫婦・カップル相談への対応
  • 公認心理師・臨床心理士などの資格
  • 対面・オンラインの対応
  • 医療機関との連携方針
  • 緊急時の対応範囲
  • 費用とキャンセル条件

相談者の意思を尊重してくれるか

カウンセラーが、不妊治療を続ける・やめるという特定の方向へ一方的に誘導することは適切ではありません。

次のような対応がある場合は、相談先の変更も検討しましょう。

  • 「前向きに考えればよい」と単純化する
  • 治療を続けるよう強く求める
  • 治療を諦めるよう求める
  • 医師の説明を根拠なく否定する
  • 妊娠できない原因をストレスだけに求める
  • 話したくない内容を無理に聞き出す

心療内科・精神科を
受診したい状態

不眠や不安が続いている

  • ほとんど眠れない日が続いている
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝早く目が覚め、その後眠れない
  • 強い不安や動悸がある
  • 通院前になると体調が悪くなる
  • パニックのような症状がある

落ち込みが生活へ影響している

  • 仕事へ行けない
  • 家事や身支度ができない
  • 食事を取れない
  • 人と話せない
  • 何をしても楽しめない
  • 自分を強く責め続けている
  • つらい状態が数週間続いている

診断が必要か分からない段階でも、日常生活への影響が続いている場合は、心療内科・精神科へ相談できます。

心療内科と精神科のどちらへ行く?

心療内科と精神科では診療範囲が重なることもあり、医療機関によって対応する症状が異なります。

「どちらへ行くべきか」を自分だけで正確に判断する必要はありません。予約時に、不眠、不安、動悸、気分の落ち込みなどの症状と、不妊治療中であることを伝え、診療対象になるか確認しましょう。

薬を自己判断で中止しない

心療内科・精神科の薬を服用している場合、妊娠を希望していることを処方医へ伝えます。

また、不妊治療の主治医にも、薬の名前、服用量、服用を始めた時期を伝えましょう。

  • お薬手帳を両方の医療機関へ持参する
  • 妊娠希望を処方医へ伝える
  • 妊娠判定後も自己判断で中止しない
  • 薬によるリスクと未治療のリスクを医師と相談する
  • 処方変更は医師の指示に従う

京都市・京都府の
こころの健康相談

京都市こころの健康増進センター

京都市内に住んでいる方は、京都市こころの健康増進センターの相談専用電話を利用できます。

こころの悩み全般について相談を受け、必要に応じて関係機関を案内しています。

対象 京都市内に住んでいる方
電話番号 075-314-0874
受付時間 月曜日~金曜日 9時~12時、13時~16時
休み 祝日・年末年始

京都府精神保健福祉総合センター

京都市を除く京都府内に住んでいる方は、京都府精神保健福祉総合センターのこころの健康相談を利用できます。

電話相談は無料で、相談内容に応じて来所相談や関係機関の紹介につながる場合があります。

対象 京都市を除く京都府内に住んでいる方
電話番号 075-645-5155
受付時間 月曜日~金曜日 9時~12時、13時~16時
休み 祝日・年末年始

受付時間や対象地域は変更される可能性があります。利用時には公式サイトで最新情報を確認してください。

死にたいほどつらいときは
緊急の相談先へ

次のような状態にある場合は、通常予約のカウンセリングを待たず、緊急相談窓口や救急医療へ連絡してください。

  • 死にたいと繰り返し考えている
  • 消えてしまいたいと感じる
  • 自分を傷つけたい
  • 自傷する方法や場所を考えている
  • 一人でいると危険だと感じる
  • すでに自傷している
  • 薬を大量に飲んだ

京都市は、「死にたい」と感じるほどつらい方の相談先として、「きょう・こころ・ほっとでんわ」、京都府自殺ストップセンター、京都いのちの電話などを案内しています。受付時間は窓口によって異なります。

相談先 電話番号 受付時間
きょう・こころ・ほっとでんわ 075-321-5560 月曜日~金曜日 9時~16時
京都府自殺ストップセンター 0570-783-797 月曜日~金曜日 9時~20時
京都いのちの電話 075-864-4343 24時間365日

全国から利用できる「#いのちSOS」では、電話やチャットによる相談を受け付けています。

電話:0120-061-338

今すぐ自分を傷つける可能性がある場合は、一人にならず、119番へ連絡するか、身近な方と一緒に救急医療機関を受診してください。

不妊治療の主治医にも
つらさを伝えよう

診察で伝えてよいこと

不妊治療の診察では、検査や薬だけでなく、治療による心の負担についても伝えて構いません。

  • 治療のことを考えると眠れない
  • 通院前に動悸がする
  • 結果を聞くことが怖い
  • 陰性判定後から仕事へ行けない
  • 注射や採卵を続けることがつらい
  • 治療を一度休みたい
  • 夫婦関係が悪化している
  • 心理カウンセリングを受けたい
  • 心療内科・精神科を受診してよいか知りたい

短い言葉でも伝えられる

診察時間内にうまく説明できない場合は、次のような一言から伝えてみましょう。

  • 「治療のことを考えて眠れない日が続いています」
  • 「陰性判定後から仕事へ行けない状態です」
  • 「治療を続けるか休むか、自分では整理できません」
  • 「心理カウンセリングを受けられる場所はありますか」
  • 「心療内科を受診しても不妊治療を続けられますか」

話すことが難しい場合は、症状や困っていることをメモに書き、診察時に見せる方法もあります。

夫婦・パートナーで
相談するときのポイント

同じ気持ちになることを目標にしない

夫婦・パートナーでも、治療の受け止め方や感情の表し方は異なります。

二人がまったく同じ気持ちになることよりも、相手が何を負担に感じ、どこまで治療を希望しているかを共有することが大切です。

  • 治療を受ける身体的負担
  • 通院・仕事への影響
  • 治療費への不安
  • 妊娠できない可能性への不安
  • いつまで治療を続けたいか
  • 一度休みたいか

話し合う前に整理したいこと

  • どの治療まで検討するか
  • いつ治療方針を見直すか
  • 費用の上限
  • 仕事との両立方法
  • 治療を休む選択肢
  • 第三者へ相談したい内容
  • 子どもを持たない可能性をいつ話すか

夫婦でカウンセリングを
受けることもできる

次のような状態では、夫婦・カップルでのカウンセリングが選択肢になります。

  • 治療について話すとけんかになる
  • 一方が治療を拒否している
  • 治療終了の時期について意見が合わない
  • 性交や夫婦関係へ影響している
  • 一方だけが責任を感じている
  • パートナーの気持ちを理解できない

京都府のSNS相談は、夫婦での相談や男性からの相談にも対応しています。醍醐渡辺クリニックも、夫婦での心理カウンセリングを案内しています。

職場や家族との関係を
相談したい場合

職場へどこまで伝えるか

不妊治療について職場へどこまで伝えるかに、決まった正解はありません。

  • 不妊治療中であることを伝える
  • 婦人科治療中とだけ伝える
  • 定期的・突発的な通院が必要と伝える
  • 上司・人事担当者だけに共有する
  • 具体的な治療内容や結果は伝えない

カウンセリングでは、職場へ何を伝えるか、どのような言葉で説明するかを一緒に整理することもできます。

家族からの言葉がつらいとき

  • 聞かれたくない話題を具体的に伝える
  • 治療状況を毎回報告しない
  • パートナーから説明してもらう
  • 会う頻度を一時的に減らす
  • 返答の仕方をカウンセラーと考える

心身の負担が強い時期に、SNS、家族の集まり、友人との会食などから一時的に距離を取ることも選択肢です。

相談窓口・カウンセリング先を
選ぶチェックリスト

確認項目 チェック
不妊治療中の相談に対応している
担当者の資格・職種が分かる
個人・夫婦のどちらに対応するか分かる
対面・電話・オンラインの方法を確認した
料金が明記されている
1回の相談時間が分かる
予約変更・キャンセル条件が分かる
医療機関との連携方針を確認した
緊急相談への対応範囲が明確
治療継続・中止を一方的に勧めない

初回相談で伝えたいこと

事前に整理しておく内容

  • 今、一番つらいこと
  • いつからつらさが続いているか
  • 睡眠・食欲への影響
  • 仕事・家事への影響
  • 現在受けている不妊治療
  • 次に予定している治療
  • 夫婦・パートナーとの関係
  • 家族・職場との関係
  • 心療内科・精神科の受診歴
  • 現在使用している薬
  • 相談を通じて整理したいこと

初回ですべて話せなくてもよい

相談を始めても、うまく言葉が出ないことがあります。

  • 涙が出て話せない
  • 何がつらいか自分でも分からない
  • 沈黙が続く
  • 話したくない内容がある
  • 途中で休みたくなる

最初からすべてを整理して話す必要はありません。「どこから話せばよいか分からない」と伝えるところから始められます。

相談してもつらさが続く場合

相談先を変更してもよい

カウンセラーとの相性や相談方針が合わない場合は、相談先を変更できます。

  • 話を理解してもらえない
  • 不妊治療への理解が乏しい
  • 治療継続・中止を強く勧められる
  • 話したくないことを繰り返し聞かれる
  • 相談後にかえって負担が強くなる

心理相談から医療受診へ切り替える

カウンセリングを受けていても、症状が強くなった場合は心療内科・精神科を受診します。

  • 数週間たっても日常生活を送れない
  • 不眠が悪化している
  • 強い不安やパニック症状がある
  • アルコールや薬へ頼ることが増えた
  • 自分を傷つけたい気持ちがある
  • 死にたいと考えている

不妊治療を一時的に休む相談もできる

心身の負担が大きい場合は、治療を一周期休む、治療内容を見直す、転院するなどの選択肢を主治医へ相談できます。

  • 治療周期を一度休む
  • 通院頻度を見直す
  • 治療方法を見直す
  • 別の医師の意見を聞く
  • 夫婦で考える時間を取る
  • 治療終了を含めて今後を考える

治療を休む・続ける・終了する判断を、カウンセラーが決めるわけではありません。本人とパートナー、不妊治療の主治医が相談しながら決めます。

不妊治療中のメンタル相談に
関するよくある質問

「つらい」というだけで
相談してもよいですか?

相談できます。

症状が重いかどうかではなく、「誰かに話を聞いてほしい」「一人では整理できない」と感じた時点で相談して構いません。

夫婦で相談できますか?

窓口や施設によって異なります。

京都府の「きょうと妊娠から子育てSNS相談」は、夫婦での相談や男性からの相談にも対応しています。醍醐渡辺クリニックも、夫婦での心理カウンセリングを案内しています。

通院している病院以外でも
カウンセリングを受けられますか?

他院で治療中の方を受け入れているカウンセリングもあります。

足立病院生殖医療センターでは、同院以外で治療を受けている方についても、自費で心理カウンセリングを利用できると案内しています。

カウンセリングを受けると
薬を処方されますか?

心理カウンセリングでは、原則として薬の処方は行いません。

薬による治療が必要な場合は、心療内科・精神科などの医師へ相談します。

心療内科の薬は
不妊治療へ影響しますか?

影響の有無は、薬の種類、服用量、症状、妊娠の可能性などによって異なります。

不妊治療の主治医と、心療内科・精神科の処方医の双方へ薬の情報を伝え、自己判断で中止しないようにしてください。

不妊治療を休みたいと
相談してもよいですか?

休むか迷っている段階でも相談できます。

身体的な治療計画は不妊治療の主治医へ、治療に対する気持ちや夫婦間の迷いはカウンセラーへ相談しながら整理しましょう。

男性だけでも相談できますか?

男性本人の不安、パートナーへの接し方、治療への迷いなども相談できます。

男性が利用できるか、個人相談・夫婦相談のどちらになるかは窓口ごとに確認してください。

死にたい気持ちがある場合も
通常のカウンセリングでよいですか?

今すぐ自分を傷つける可能性がある場合は、通常予約のカウンセリングを待たず、緊急相談窓口や救急医療へ連絡してください。

一人にならず、家族・パートナー・身近な方へ現在の状態を伝えましょう。

一人で抱え込まず
悩みに合う相談先を選ぼう

不妊治療中の心の負担は、治療結果だけでなく、仕事、費用、夫婦関係、家族との関係など、複数の要因が重なって生じます。

相談先は、今抱えている悩みと、日常生活への影響によって選びましょう。

  • まず話を聞いてほしい:不妊・不育の公的相談窓口
  • 治療中の気持ちを整理したい:生殖心理カウンセリング
  • 夫婦関係を相談したい:夫婦・カップルカウンセリング
  • 不眠・強い不安・生活への影響がある:心療内科・精神科
  • 死にたいほどつらい:緊急相談窓口・救急医療

相談するときに大切なのは、「まだ我慢できるか」ではなく、今の自分にどのような支援が必要かを考えることです。

  • 症状が重くなるまで我慢しない
  • 不妊治療の主治医にもつらさを伝える
  • 薬を自己判断で中止しない
  • 相談先が合わなければ変更してよい
  • 夫婦で同じ気持ちになることを求め過ぎない
  • 治療を休むことも相談できる
  • 緊急時は一人にならない

不妊治療中のつらさを一人で抱え込まず、公的相談、心理カウンセリング、医療機関を、状態に応じて使い分けることが大切です。

京都にある不妊治療の
クリニック・病院
おすすめ3選

不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。

体外受精の
相談をするなら
足立病院 生殖医療センター
足立病院 生殖医療センター
引用元:足立病院 生殖医療センター公式HP
(https://www.adachi-hospital.com/infertility/)
おすすめの理由

2001年からの不妊治療による累計妊娠数は3万人以上(2025年4月調査時点)※1。チーム医療による総合力で、35歳未満の方の体外受精(融解胚移植)による妊娠率は53.4%※2(2024年度実績)と全国平均の48.6%※3よりも高い実績です。

妊娠しやすい身体づくりの
相談をするなら
田村秀子婦人科医院
田村秀子婦人科医院
引用元:田村秀子婦人科医院公式HP
(https://tamura-hideko.com/)
おすすめの理由

不妊治療に取り組む患者の妊娠しやすい身体作りをサポートするため、専門薬剤師(ウィメンズ漢方)によるオンライン漢方相談を実施。医師によるタイミング療法の指導などと合わせることで、できるだけ自然に近い治療で子どもを授かることができるよう尽力しています。

男性不妊治療の
相談をするなら
いちおか泌尿器科クリニック
いちおか泌尿器科クリニック
引用元:いちおか泌尿器科クリニック公式HP
(https://ichioka-urological-clinic.com/)
おすすめの理由

男性不妊に特化した日本生殖医学会認定生殖医療専門医が在籍する泌尿器科クリニック。男性不妊治療である精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子回収術(micro-TESE)などの日帰り手術も可能で、忙しい方でもスケジュールの調整がしやすくなっています。

※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf