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「オーガズムはあるのに精液がほとんど出ない」「射精した後の尿が白く濁る」といった症状がある場合、逆行性射精が関係していることがあります。
通常の射精では、射精時に膀胱の出口である膀胱頸部が閉じ、精液が膀胱へ入らないようにしたうえで尿道口から体外へ排出されます。
逆行性射精では、この膀胱頸部が十分に閉じないため、精液の一部またはほとんどが尿道口ではなく膀胱側へ流れてしまいます。
そのため、精液を膣内へ届けられず、自然妊娠が難しくなることがあります。
ただし、逆行性射精で精液が体外へ出ないからといって、精巣で精子をつくれていないという意味ではありません。
精子形成が保たれていれば、膀胱へ入った精子を射精後の尿から回収し、人工授精(AIH)や体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)へ利用できる場合があります。
また、原因が薬剤などであれば原因薬の調整を検討したり、薬物療法によって通常の方向へ射精する「順行性射精」の回復を目指したりすることもあります。
この記事では、逆行性射精が起こる仕組み、男性不妊との関係、射精不能との違い、主な原因・検査、薬物療法、尿中精子回収や生殖補助医療によって妊娠を目指す方法について解説します。
本記事は2026年9月時点の専門学会等の公開情報をもとに作成しています。逆行性射精の原因や治療方法は、手術歴、糖尿病・神経疾患、服用薬、精子形成の状態などによって異なります。原因と思われる薬があっても自己判断で中止せず、男性不妊や性機能を扱う泌尿器科へ相談してください。
逆行性射精とは、射精時に精液が尿道口から体外へ出ず、膀胱側へ逆流する状態です。
日本泌尿器科学会の「男性不妊症診療ガイドライン2024年版」では、膀胱頸部の閉鎖障害によって精液が膀胱内へ流入する状態として扱われています。
| 確認したいこと | 基本的な考え方 |
|---|---|
| 逆行性射精とは? | 射精時に精液が尿道口ではなく膀胱へ逆流する状態 |
| オーガズムはある? | 感じる場合がある |
| 精液は? | 少量になる、またはほとんど体外へ出ない場合がある |
| 不妊になる? | 精子を膣内へ届けられず、自然妊娠が難しくなる場合がある |
| 精子はつくられている? | 精子形成自体は保たれている場合がある |
| 主な原因 | 前立腺・膀胱周辺の手術、糖尿病・神経障害、薬剤など |
| 主な検査 | 射精・オーガズムの問診、射精後尿中の精子確認など |
| 主な治療 | 原因薬の調整、薬物療法、尿中精子回収、ARTなど |
射精では、精巣でつくられた精子に精嚢液や前立腺液などが加わり、精液として尿道へ送られます。
このとき、膀胱と尿道の境目にある膀胱頸部が閉じることで、精液が膀胱へ入ることを防いでいます。
大まかな流れは次のとおりです。
精液が尿道へ送られる
↓
膀胱頸部が閉じる
↓
膀胱側への逆流を防ぐ
↓
尿道口から体外へ射精
逆行性射精では、射精時に膀胱頸部が十分に閉じません。
その結果、精液が尿道口ではなく膀胱側へ流れます。
精液が尿道へ送られる
↓
膀胱頸部が十分閉じない
↓
精液の一部または多くが膀胱へ逆流
↓
体外へ出る精液が少なくなる・出なくなる
逆行性射精では、精液のほとんどが膀胱へ入る場合もあれば、一部は体外へ射出され、一部だけが膀胱へ逆流する場合もあります。
そのため、逆行性射精だからといって全員が「まったく精液が出ない」とは限りません。
精液量が以前より大幅に減ったことをきっかけに診断される方もいます。
逆行性射精と射精不能は、どちらも「精液が出ない」という症状になることがありますが、同じ状態ではありません。
| 比較 | 逆行性射精 | 射精不能 |
|---|---|---|
| 射精反応 | 起こっている | 射精そのものが起こらない |
| 精液 | 膀胱へ流れている | 順行性・逆行性いずれの射精も起こらない |
| オーガズム | 感じる場合がある | 感じる場合もある |
| 射精後尿 | 精子が確認される場合がある | 逆行性射精とは異なる |
| 不妊治療 | 尿中精子回収などを検討 | 射精誘発・外科的精子採取などを検討 |
精液が体外へ出ない、または非常に少ない場合には、逆行性射精以外にもさまざまな状態が考えられます。
そのため、見た目だけから「逆行性射精」と自己判断することはできません。
逆行性射精が疑われる場合には、オーガズム・射精後の尿を採取し、その中に精子が存在するかを調べます。
膀胱へ逆流した精子が尿中に確認されれば、逆行性射精を考える重要な材料になります。
自然妊娠では、射精された精子が膣内から子宮頸管・子宮を通り、卵管まで移動して卵子と出会う必要があります。
逆行性射精では、精子を含む精液が膀胱へ入るため、精子を女性の生殖路へ届けられません。
そのため、精子を正常につくれていたとしても自然妊娠が難しくなる場合があります。
男性不妊には、精子をつくる機能そのものが低下する「造精機能障害」があります。
一方、逆行性射精では、精子をつくる機能ではなく、射精した精液が進む方向に問題があります。
「精液が出ない=精子をつくれていない」とは限りません。
精巣で十分な精子がつくられていれば、膀胱へ入った精子を回収して不妊治療へ利用できる場合があります。
ただし、逆行性射精がある方の精子形成が必ず正常というわけでもありません。
糖尿病などの基礎疾患がある場合や、ほかの男性不妊原因を合併している場合には、精子数や運動率などに問題がみられることがあります。
射出精液が得られる場合には精液検査を行い、精子の状態も確認します。
逆行性射精は、膀胱頸部を閉じる構造や神経、薬剤などが影響することで起こります。
前立腺や膀胱頸部周辺の手術では、射精時に膀胱頸部を閉鎖する構造へ影響することがあります。
例えば、前立腺肥大症などに対する経尿道的な手術後などに、射精量が減少したり逆行性射精が起こったりする場合があります。
手術を受けた後から精液が出なくなった場合には、手術歴を泌尿器科医へ伝えましょう。
射精には自律神経が関係しています。
後腹膜リンパ節郭清術など、腹部・骨盤内・後腹膜で行われる一部の手術では、射精に関わる交感神経へ影響し、逆行性射精などの射精障害が生じる場合があります。
糖尿病が長期間続くと、自律神経が障害される場合があります。
膀胱頸部の開閉にも自律神経が関係しているため、糖尿病性自律神経障害によって逆行性射精が起こることがあります。
EAU(欧州泌尿器科学会)も、糖尿病を逆行性射精の原因の一つとして挙げています。
脊髄損傷や多発性硬化症など、射精に関係する神経へ影響する病気でも逆行性射精が起こることがあります。
神経障害がある場合には、逆行性射精だけでなく射精不能や勃起障害などを伴う場合もあります。
前立腺肥大症などの治療に使用される一部のα遮断薬は、膀胱頸部や射精に関係する筋肉へ作用し、射精量の減少や逆行性射精などにつながることがあります。
また、日本泌尿器科学会では、α遮断薬や一部の向精神薬などを逆行性射精へ影響する可能性がある薬剤として挙げています。
薬を飲み始めてから精液が出なくなった場合も、自己判断で服用を中止しないでください。
原疾患の治療に必要な薬である可能性があるため、処方医と相談したうえで変更・中止が可能かを検討します。
手術歴、糖尿病、服薬歴などを確認しても、逆行性射精の明確な原因を特定できない場合があります。
原因が分からない場合にも、現在の射精機能や精子形成の状態を確認し、妊娠を目指す方法を検討します。
逆行性射精でよくみられるのが、性的な快感やオーガズムはあるものの、精液がほとんど出ない、以前より射精量が大きく減ったという状態です。
ほとんど精液が出ない状態は、いわゆる「ドライオーガズム」のように感じられることがあります。
ただし、ドライオーガズムの原因がすべて逆行性射精というわけではありません。
膀胱へ入った精液は、その後の排尿時に尿と一緒に体外へ排出されます。
そのため、射精後の尿が白っぽく濁って見える場合があります。
ただし、尿の濁りには感染症などほかの原因もあるため、「尿が白い=逆行性射精」と見た目だけで診断することはできません。
逆行性射精では、射精時の強い痛みなどを伴わない場合があります。
性的快感も得られているため、妊娠を希望するまでは大きな問題として感じていなかった方もいます。
勃起や性交自体には問題がなくても、精子を膣内へ届けられないため妊娠につながりません。
「なかなか妊娠しない」と不妊検査を受けたことをきっかけに、逆行性射精が分かることもあります。
逆行性射精の診断では、まずどのような射精が起きているのかを詳しく確認します。
例えば、次のような点を問診します。
原因を調べるため、次のような病歴・治療歴を確認します。
一部のα遮断薬などが射精機能へ影響する場合があります。
泌尿器科以外から処方されている薬も含めて確認するため、受診時にはお薬手帳を持参するとよいでしょう。
逆行性射精が疑われる場合には、オーガズム・射精後に尿を採取します。
採取した尿を遠心分離するなどして、尿中に精子が存在するかを顕微鏡で確認します。
精子が確認されれば、精液が膀胱へ逆流していることを判断する材料になります。
診断は尿中の精子数だけで自己判断するものではなく、射精状況や精液量なども含めて医師が判断します。
部分的な逆行性射精では、一部の精液が体外へ出ることがあります。
採精できる場合には、精液量だけでなく、精子濃度、総精子数、運動率などを調べます。
これによって、射精障害だけなのか、造精機能障害も伴っているのかを評価します。
逆行性射精の治療は、原因や妊娠希望の有無によって異なります。
| 原因・状態 | 主な対応 |
|---|---|
| 原因となる薬がある | 処方医と薬剤変更・中止が可能か検討する |
| 膀胱頸部の閉鎖機能低下 | 薬物療法で順行性射精を目指す場合がある |
| 薬物療法で改善しない | 射精後尿から精子を回収する |
| 尿中から精子を回収できる | 精子の状態に応じAIH・IVF・ICSIを検討する |
| 尿中から利用可能な精子を得られない | 精巣・精巣上体からの精子採取を検討する場合がある |
薬を飲み始めてから逆行性射精が起きた場合には、薬剤が射精機能へ影響している可能性があります。
ASRMでは、α遮断薬による射精障害の場合には、原因薬の中止によって順行性射精が回復する場合があるとしています。
一方、α遮断薬などは前立腺肥大症をはじめとした病気を治療するために処方されています。
ほかの薬剤も、それぞれの病気を治療するために必要な場合があります。
妊娠を希望しているからという理由で、自分の判断だけで薬を中止・減量してはいけません。
処方した医師へ妊娠希望があることを伝え、変更できる薬があるかを相談します。
逆行性射精では、膀胱頸部を閉じる働きを高め、精液が通常どおり尿道口へ向かうようにする目的で薬物療法を行う場合があります。
日本泌尿器科学会のガイドラインでは、逆行性射精に対して三環系抗うつ薬などを使用する治療が示されています。
交感神経へ作用する薬剤が使用される場合もあります。
逆行性射精に対する薬物療法は、原因によって効果が異なります。
例えば、神経機能が保たれている場合と、手術によって膀胱頸部の構造そのものが変化している場合とでは、治療効果が異なる可能性があります。
日本泌尿器科学会でも、逆行性射精に対する薬物治療の研究は症例数が限られており、すべての患者で有効な方法が確立しているわけではありません。
逆行性射精の治療に使用される薬剤によっては、副作用が起こる場合があります。
例えば、薬の種類によって次のような症状がみられることがあります。
基礎疾患や服用しているほかの薬によって使用できる薬剤が異なるため、医師の指示に従って使用します。
逆行性射精では、体外へ精液が出ていなくても、精子が膀胱内へ入っている場合があります。
そのため、薬物療法で順行性射精が得られない場合でも、射精後の尿を採取し、その中から精子を回収できることがあります。
「精液が出ない=不妊治療に使える精子がない」というわけではありません。
射精後尿を採取し、遠心分離などの処理によって精子を集めます。
回収した精子の数や運動性を確認し、不妊治療へ利用できるかを判断します。
精子は通常、精液中で生存しています。
尿は精子にとって必ずしも適した環境ではなく、尿の酸性度や浸透圧などによって精子の運動性・生存性が低下することがあります。
そのため、医療機関では精子をできるだけ良い状態で回収するために、尿の状態を調整するなどの方法をとる場合があります。
具体的な方法は医療機関で管理するため、自己判断で薬剤や食品などを使用して尿の性質を変えようとしないでください。
射精後尿から十分な数・運動性の精子を回収できた場合には、人工授精を検討できることがあります。
人工授精では、回収・調整した精子を排卵時期に合わせて子宮内へ注入します。
精子数・運動率や女性側の年齢、卵管の状態などが人工授精に適しているかを確認して判断します。
回収できる精子の状態や女性側の不妊原因などによっては、体外受精を検討します。
体外受精では、採卵した卵子と精子を体外で受精させ、成長した胚を子宮へ移植します。
回収できる精子数が少ない、運動性が低いといった場合には、顕微授精を検討することがあります。
顕微授精では、1個の精子を選び、顕微鏡下で卵子へ直接注入します。
尿中から精子を回収できた場合も、全員が同じ不妊治療を行うわけではありません。
治療方法は、次のような条件も含めて決定します。
薬物療法で順行性射精が得られず、射精後尿からも治療に利用できる精子を十分に回収できない場合があります。
その場合には、精巣や精巣上体から直接精子を採取する方法を検討することがあります。
日本泌尿器科学会でも、逆行性射精への薬物療法で十分な結果が得られない場合には、精巣・精巣上体から採取した精子を用いた生殖補助医療を選択肢としています。
TESE(精巣内精子採取術)は、精巣組織から精子を採取する方法です。
逆行性射精では精子をつくる機能が保たれている場合があるため、必要に応じて外科的な精子採取を検討します。
精巣や精巣上体から採取する精子は数が限られる場合があるため、一般的には顕微授精へ利用します。
男性側の精子採取方法だけでなく、女性側の採卵時期なども合わせて治療計画を立てます。
精液のほとんどが膀胱へ流れ、膣内へ精子を届けられない状態では、自然妊娠は難しくなります。
ただし、妊娠を目指す方法がないという意味ではありません。
薬物療法によって順行性射精を目指したり、尿中から回収した精子を用いて不妊治療を行ったりできます。
精液の一部だけが膀胱へ逆流する場合には、体外へ射出される精液中にも精子が含まれる可能性があります。
精液検査で精子数・運動率などを確認し、自然妊娠や人工授精を目指せる状態か判断します。
原因薬の調整や薬物療法によって精液が通常の方向へ射出されるようになり、精子の状態や女性側にも大きな不妊原因がなければ、自然妊娠を目指せる場合があります。
逆行性射精への治療で順行性射精の回復を待つ間にも、女性の年齢は上がります。
特に、女性の年齢が高い、卵巣予備能が低い、不妊期間が長い場合には、順行性射精の回復だけに長期間をかけず、尿中精子を利用した人工授精・体外受精・顕微授精へ進むことも検討します。
逆行性射精そのものを治すことだけでなく、カップルとして妊娠までの時間をどう使うかを考えることが大切です。
膀胱へ逆流した精液が、そのままずっと膀胱内へ蓄積していくわけではありません。
射精後の排尿時などに、尿とともに体外へ排出されます。
逆行性射精では、精液が膀胱へ逆流すること自体によって大きな健康問題が生じるとは限りません。
妊娠を希望している場合には、精子を膣内へ届けられないことが主な問題となります。
一方、逆行性射精の背景に糖尿病性自律神経障害や神経疾患などがある場合には、その病気自体への治療・管理が必要です。
症状だけを見るのではなく、逆行性射精が起きた原因も確認しましょう。
逆行性射精が疑われる場合には、男性不妊や性機能障害を扱う泌尿器科へ相談しましょう。
特に、次のような場合には受診を検討してください。
逆行性射精を評価するためには、精液検査だけではなく、射精後尿中の精子を確認することが重要です。
男性不妊を専門的に診療し、必要な検査ができる医療機関へ相談しましょう。
薬物療法で順行性射精が得られない場合には、尿中精子を利用した人工授精・体外受精・顕微授精へ進むことがあります。
そのため、男性側の治療だけでなく、生殖医療を行う産婦人科と連携できる体制が重要です。
逆行性射精では、精巣で精子をつくれていても精液が膀胱へ流れるため、体外へほとんど出ない場合があります。
精子をつくる「造精機能」と、精液を体外へ出す「射精機能」を分けて評価してくれる医療機関を選びましょう。
オーガズムがあるのに精液が出ない場合には、射精後尿に精子が含まれているかを確認することが逆行性射精の評価に重要です。
単純な精液検査だけで終わらず、症状に応じた検査を提案してくれるか確認しましょう。
逆行性射精には、薬剤、糖尿病性自律神経障害、神経疾患、前立腺・膀胱周辺の手術などさまざまな原因があります。
原因を確認せず、すぐに生殖補助医療だけを提案するのではなく、順行性射精を回復できる可能性がないかも評価してもらうことが重要です。
薬物療法によって順行性射精が回復する場合がありますが、すべての方に有効なわけではありません。
使用する薬の目的、期待できる効果、副作用、十分な効果が得られなかった場合の次の方法まで説明してくれるか確認しましょう。
逆行性射精では、尿中から精子を回収して人工授精・体外受精・顕微授精へ使用できる場合があります。
男性側の泌尿器科診療だけでなく、生殖医療を行う産婦人科と連携して妊娠までの治療計画を立てられるかが重要です。
A.射精時に精液が尿道口から体外へ出ず、膀胱へ逆流する状態です。
膀胱頸部が十分閉じないことによって起こり、体外へ出る精液が少なくなったり、ほとんど出なくなったりします。
A.逆行性射精の可能性はありますが、それだけでは診断できません。
射精不能、射精管閉塞などでも精液が出ない場合があります。
逆行性射精が疑われる場合には、射精後尿に精子が含まれているかなどを確認します。
A.同じではありません。
逆行性射精では射精そのものは起きていますが、精液が膀胱へ流れています。
射精不能では、順行性・逆行性のいずれも含めて射精そのものが起きていない状態です。
A.必ずしもそうではありません。
逆行性射精は精子形成ではなく、射精した精液が進む方向に問題がある状態です。
精巣で精子が正常につくられている場合もあります。
A.逆行性射精では、膀胱へ入った精液が尿と一緒に排出されるため、射精後の尿が白く濁る場合があります。
ただし、尿の濁りにはほかの原因もあるため、見た目だけで逆行性射精とは判断できません。
A.原因によっては順行性射精へ戻る場合があります。
薬剤が原因であれば処方医と薬の変更などを検討し、膀胱頸部の閉鎖機能低下に対して薬物療法を行う場合もあります。
一方、手術による構造変化や強い神経障害などでは改善が難しい場合もあります。
A.あります。
糖尿病による自律神経障害が進むと、膀胱頸部を正常に閉じる働きが低下し、逆行性射精が起こる場合があります。
A.一部のα遮断薬では、射精量の減少や逆行性射精などの射精障害がみられる場合があります。
ただし、自己判断で薬を中止せず、妊娠希望があることを処方医へ伝えて相談してください。
A.完全な逆行性射精で精子を膣内へ届けられない場合には、自然妊娠は難しくなります。
部分的逆行性射精で精液中に精子が十分含まれている場合や、治療によって順行性射精が回復した場合には、自然妊娠を目指せることがあります。
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
体外受精を含め、専門医の体制や具体的な治療実績を確認しながら、本格的に不妊治療を進めたい方に向いています。
不妊治療だけでなく、体調や生活習慣、漢方なども含めて妊娠に向けた身体づくりを相談したい方に向いています。
男性側の不妊原因を詳しく調べたい方や、検査だけでなく手術を含めた男性不妊治療まで相談したい方に向いています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf