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「病院で排卵日を見てもらいながらタイミングを取っているのに妊娠しない」「何周期もタイミング法を続けているけれど結果が出ない」「夫婦とも検査では大きな問題がないと言われたのになぜ?」と悩んでいる方もいるでしょう。
タイミング法は、排卵時期を予測し、妊娠しやすい時期に性交することで自然妊娠を目指す方法です。
しかし、妊娠が成立するためには、性交の時期が合っているだけではなく、
といった複数の過程が必要です。
タイミング法で主に調整できるのは「妊娠しやすい時期に性交する」という部分です。そのほかの過程に問題があれば、排卵日に合わせて性交していても妊娠につながらないことがあります。
日本産科婦人科学会の「産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2023」では、基本的な不妊検査を行っても明らかな異常が見つからない「原因不明不妊」でも、軽症子宮内膜症、卵管周囲癒着、卵管の配偶子輸送障害、受精障害など、一次検査では評価しにくい病態が残る可能性を示しています。
そのため、タイミング法で妊娠しないときには、「タイミングの取り方が悪かった」とだけ考えず、排卵・卵管・精子・子宮や骨盤内・年齢などを改めて確認することが大切です。
この記事では、タイミング法を続けても妊娠しない主な原因、確認したい検査、そのままタイミング法を続けるか、人工授精・体外受精へ進むかを考えるポイントについて解説します。
本記事は2026年10月時点で確認できる日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、米国生殖医学会(ASRM)等の公開情報をもとに作成しています。不妊原因や適切な治療方法は、年齢、不妊期間、検査結果、既往歴などによって異なります。個別の治療方針については主治医へご相談ください。
タイミング法では、超音波検査や月経周期などから排卵時期を予測し、妊娠しやすい時期に性交します。
ただし、妊娠成立までには次のような流れがあります。
①卵胞が育つ
↓
②排卵する
↓
③排卵前後に性交する
↓
④精子が子宮から卵管へ進む
↓
⑤卵管が排卵された卵子を取り込む
↓
⑥卵管内で卵子と精子が受精する
↓
⑦受精卵が子宮へ移動する
↓
⑧子宮内膜へ着床する
タイミング法によって直接調整できるのは、主に③の性交時期です。
例えば、排卵日を正確に予測できていても、両側の卵管が閉塞していれば精子と卵子が出会うことが難しくなります。
また、精子数・運動性に問題がある場合や、排卵していない場合にも、タイミングだけを繰り返しても結果につながりにくいことがあります。
タイミング法で妊娠しないときは、「性交日が合っているか」だけでなく、妊娠成立までのどの過程に問題がないかを順番に確認することが重要です。
| 考えられる原因 | 主に確認したいこと |
|---|---|
| ①タイミングのずれ | 排卵前の妊娠しやすい時期に性交できているか |
| ②排卵因子 | 卵胞が育ち、実際に排卵しているか |
| ③卵管因子 | 卵管の通過性に問題がないか |
| ④男性因子 | 精子数・運動性などに問題がないか |
| ⑤子宮・骨盤内因子 | 内膜症、ポリープ、筋腫などがないか |
| ⑥性交・射精の問題 | 必要な時期に性交・腟内射精できているか |
| ⑦年齢 | 年齢と不妊期間を踏まえた治療になっているか |
| ⑧原因不明不妊 | 基本検査では確認しにくい要因がないか |
「排卵日=一番妊娠しやすい日」と考え、排卵日当日だけ性交している方もいるかもしれません。
しかし、妊娠を考えるときには、卵子が排卵されてから精子が到着するのを待つより、排卵前から精子が女性の生殖器内に存在している状態を作ることが重要です。
日本産婦人科医会では、タイミング法について、排卵日を予測し、排卵の1~2日前を含めて性交時期を指導する考え方を示しています。
そのため、「排卵したと確認されてから性交する」だけでは、妊娠しやすい時期を逃している可能性があります。
月経周期が比較的規則的な方でも、毎月まったく同じ日に排卵するとは限りません。
医療機関では、
を参考に排卵時期を予測します。
排卵検査薬は尿中LHの上昇を捉えることで排卵時期を予測する方法です。
検査薬が陽性になったことは排卵が近いことを考える材料になりますが、「陽性が出た瞬間に排卵した」という意味ではありません。
自己流でタイミングを取っている場合には、医療機関で卵胞発育を確認してもらうことも選択肢になります。
排卵日を1日だけに絞り込もうとすると、その日に性交できなかった場合に機会を逃してしまいます。
ASRMでは、妊娠しやすい期間には1~2日おきの性交が高い妊娠可能性につながるとしています。
ただし、毎日性交しなければ妊娠できないという意味ではありません。
夫婦の生活状況や負担も考えながら、排卵前を含めた複数日の中でタイミングを取れるか相談しましょう。
タイミング法では、妊娠しやすい時期を予測するだけでなく、実際に卵胞が育ち、排卵できていることも重要です。
特に、
場合には、排卵障害がないか確認します。
排卵障害の代表的な原因の一つが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。
PCOSでは卵胞が育っても排卵しにくい場合があり、月経不順などを伴うことがあります。
自力での排卵が不規則な場合には、排卵誘発剤などを用いて卵胞発育・排卵を促し、そのうえでタイミングを取ることがあります。
この場合、排卵誘発剤は単に「タイミング法の妊娠率を上げる薬」というより、排卵そのものを整えるための治療として用いられる場合があります。
自然妊娠では、排卵された卵子を卵管采が取り込み、卵管内で精子と受精します。
そのため、排卵日を正確に予測して性交していても、卵管が閉塞していると精子と卵子が出会いにくくなります。
日本産婦人科医会では、不妊症の一次スクリーニング検査の一つとして卵管疎通性検査を挙げています。
代表的な検査が子宮卵管造影検査で、子宮から造影剤を注入し、卵管が通っているかなどを確認します。
卵管の閉塞や癒着には、
などが関係する場合があります。
両側の卵管が閉塞している場合には、タイミング法で性交時期を合わせても、精子と卵子が卵管内で出会う経路そのものに問題があります。
日本産婦人科医会でも、両側卵管閉塞はART施設への紹介を考慮する状態としています。
排卵時期が合っていても、精子数や運動性などに問題がある場合には妊娠につながりにくいことがあります。
不妊は女性だけの問題ではないため、男性側も早い段階で評価することが重要です。
精液検査では主に、
などを確認します。
ただし、基準値を下回れば自然妊娠ができないという意味ではなく、精液検査だけで妊娠可能性を断定することはできません。
軽度の精液所見異常などでは、精子を調整して子宮内へ注入する人工授精(AIH)を検討する場合があります。
一方、重度の男性因子などでは、体外受精・顕微授精などのARTを早めに検討することがあります。
また、精索静脈瘤やホルモン異常など男性側で治療できる原因が隠れている場合もあるため、精液検査の数値だけを見て治療を決めるのではなく、必要に応じて男性不妊を診療する泌尿器科へ相談しましょう。
子宮内膜ポリープや子宮筋腫など、子宮内腔の形状へ影響する病変がある場合には、妊娠成立へ影響する可能性があります。
ただし、筋腫があれば必ず不妊になるわけではなく、位置・大きさ・子宮内腔への影響などを確認して治療の必要性を判断します。
子宮内膜症では、卵巣周囲・卵管周囲の癒着などによって、排卵された卵子を卵管が取り込む過程などへ影響する場合があります。
日本産婦人科医会でも、子宮内膜症に伴う癒着や卵管采の機能障害などを不妊に関係する要因として挙げています。
日本産科婦人科学会では、一次検査で明らかな異常がない原因不明不妊でも、
など、通常の検査では確認しにくい病態が存在する可能性を示しています。
症状や治療歴から疑われる場合には、子宮鏡検査やその他の二次検査を検討することがあります。
タイミング法では、医師から指定された日に性交するよう言われることがあります。
しかし、
といった問題が起こることもあります。
日本産婦人科医会でも、タイミング法を始める前に性交状況を確認し、性交障害がある夫婦に無理にタイミング法を続けるべきではないとしています。
精子を採取できるものの、必要な日に腟内性交・射精することが難しい場合には、人工授精を検討することがあります。
人工授精では、採取した精液を調整し、排卵時期に合わせて子宮内へ注入します。
排卵時期、卵管、精液検査などに大きな問題がなくても、女性年齢によって自然妊娠の可能性は変化します。
日本産科婦人科学会の原因不明不妊に関するガイドラインでも、治療方針を決める際に特に重要な要素として女性年齢と不妊期間を挙げています。
そのため、「検査では異常がないから、妊娠するまで何周期でもタイミング法を続ける」という考え方が適切とは限りません。
AMHは卵巣予備能を考える際に用いられる指標です。
特に、体外受精で卵巣刺激を行ったときにどの程度の卵子数が期待できるかなどを考える材料になります。
一方、AMHだけで卵子の質や自然妊娠の可否を判断することはできません。
「AMHが低いからタイミング法では妊娠できない」と単純に判断しないことが重要です。
年齢が上がるほど、同じ治療を何カ月続けるかという時間の使い方も重要になります。
35歳以上ではタイミング法に長期間こだわらず、人工授精やARTへの早めのステップアップを検討します。
タイミング法を何周期続けるかについては、別ページで詳しく解説しています。
不妊症の基本的な検査を受けたにもかかわらず、妊娠しない原因を特定できない場合があります。
日本産科婦人科学会の「産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2023」では、不妊期間が1年以上あり、不妊症の一次検査を行っても明らかな異常を認めない場合を原因不明不妊または機能性不妊としています。
原因不明不妊と診断されると、「夫婦とも問題がないのに、なぜ妊娠しないの?」と感じるかもしれません。
しかし、原因不明不妊とは、現在行った一般的な検査では原因を特定できていない状態と考えることが重要です。
日本産科婦人科学会では、一次検査では評価しにくい病態として、
などを挙げています。
「夫婦とも基本検査は正常=妊娠しない理由が存在しない」という意味ではありません。
通常の精液検査では、精子数や運動性などを確認できます。
一方、精子が実際に卵子と受精できるかを一般精液検査だけで完全に判断することは困難です。
日本産科婦人科学会では、ARTを行って初めて受精障害が明らかになることがあるとしています。
タイミング法を何周期か行っても妊娠しない場合には、妊娠成立に必要な基本条件を一通り評価できているか確認しましょう。
| 確認すること | 主な検査・確認方法 |
|---|---|
| 排卵 | 月経歴、経腟超音波、必要に応じてホルモン検査 |
| 卵管 | 子宮卵管造影検査など |
| 子宮・卵巣 | 経腟超音波検査 |
| 男性因子 | 精液検査 |
| 感染症 | 必要に応じてクラミジア検査等 |
| 卵巣予備能 | 必要に応じてAMH・AFC等を治療計画の参考にする |
| 子宮内腔 | 疑われる場合は子宮鏡等を検討 |
| 骨盤内病変 | 症状・既往歴等を踏まえて追加評価を検討 |
日本産科婦人科学会のガイドラインでは、原因不明不妊を考える際の一次検査として、経腟超音波、排卵因子に関するホルモン検査、卵管疎通性検査、精液検査などを挙げています。
すでに検査を受けている方も、「一度検査したから終わり」ではなく、自分たちが何を調べて、何が確認できているのか整理してみましょう。
次の項目を確認してみましょう。
適切な検査をしないままタイミング法だけを何周期も続けるのではなく、妊娠成立に必要な条件を一通り評価できているか確認することが大切です。
基本検査で異常が見つからないと、「もっと詳しい検査をすれば原因が分かるのでは」と考える方もいるでしょう。
確かに、症状・治療歴などから疑われる病態がある場合には、子宮鏡や腹腔鏡などの二次検査を検討することがあります。
一方、追加検査を増やせば必ず原因が見つかり、妊娠率が上がるわけではありません。
日本産科婦人科学会では、原因不明不妊に対して、一次検査では特定できない病態について説明し、原因を明らかにするため必要に応じて二次検査を行うとしています。
つまり、
「原因不明だから片っ端から検査を追加する」
のではなく、症状やこれまでの結果から何が疑われるのかを考えて追加検査を選択します。
ASRMでも、不妊症の通常の初期評価において、特別な理由がない場合に、
などを全員へ一律に実施することは推奨していません。
「検査項目が多いほど原因を見つけやすい」とは限らず、その検査結果によって治療方針が変わるのかも含めて確認することが大切です。
女性年齢が比較的若く、妊娠を希望し始めてからの期間も短い場合には、適切なタイミング法を一定期間続ける選択肢があります。
排卵・卵管・精液検査などに大きな問題がなく、自然妊娠を期待できる条件がある場合には、タイミング法を継続することがあります。
「タイミング法を3回行った」としても、実際には排卵後だった周期や、指定日に性交できなかった周期が含まれている場合があります。
治療回数だけでなく、実際に妊娠しやすい時期に性交できた周期がどの程度あるかを確認しましょう。
例えば、
「あと2周期タイミング法を行い、妊娠しなければ人工授精へ進む」
というように、次の治療へ進む時期を決めておくことが重要です。
タイミング法を続けることと、何となく同じ治療を繰り返すことは違います。
適切な時期にタイミング法を複数周期行っても妊娠しない場合には、年齢や不妊期間を踏まえて人工授精へのステップアップを検討します。
具体的な回数については一律ではありません。
精子数や運動性に軽度の低下がある場合には、精子を洗浄・調整して子宮内へ注入する人工授精を検討することがあります。
妊娠しやすい時期に性交・腟内射精すること自体が難しい場合にも、人工授精が選択肢になります。
基本検査に明らかな異常がなく、タイミング法で妊娠しない場合には、人工授精へ進む場合があります。
人工授精へ進むかどうかは、年齢や不妊期間などを含めて判断します。
両側卵管閉塞では、タイミング法や人工授精を行っても、精子と卵子が卵管内で出会う経路の問題を解決できません。
そのため、体外で卵子と精子を受精させる体外受精を検討します。
使用できる精子数が非常に少ない場合などには、一般不妊治療を長期間繰り返さず、体外受精・顕微授精を検討することがあります。
特に年齢が高い場合には、タイミング法や人工授精へ長期間を使うより、早い段階でARTを検討する場合があります。
日本産婦人科医会も35歳以上ではタイミング法に固執せず、人工授精・ARTへの早めのステップアップを検討し、40歳以上ではより早期の対応を考慮しています。
基本検査に大きな異常がなくても、長期間妊娠していない場合には、年齢と不妊期間を踏まえてARTを早めに検討することがあります。
原因不明不妊などで人工授精を一定期間行っても妊娠しない場合には、体外受精へのステップアップを検討します。
PCOSなどで排卵が起きにくい場合には、排卵誘発剤を使用して排卵を起こし、そのうえでタイミングを取ることがあります。
この場合には、「排卵できていない」という原因に対する治療です。
一方、すでに正常な排卵があり、基本検査にも明らかな異常がない原因不明不妊で、単純に排卵誘発剤を追加してタイミング法を続ければ妊娠しやすくなるとは限りません。
ASRMの原因不明不妊に関するガイドラインでは、クロミフェンやレトロゾールとタイミング法を組み合わせても、待機療法より有効とは示されていないとしています。
また、ゴナドトロピンを用いたタイミング法は、多胎妊娠のリスク等も考慮する必要があります。
排卵している方が妊娠しない場合には、薬を追加して同じタイミング法を続けるだけでなく、人工授精など治療段階そのものを見直すことも重要です。
タイミング法を3周期行って妊娠しなかったからといって、それだけで自然妊娠が難しいと判断することはできません。
ただし、35歳以上の場合や、すでに長期間妊活している場合には、3周期程度でも今後の治療方針を確認することがあります。
適切なタイミングを複数周期取っても妊娠しない場合には、
を確認します。
タイミング法を何回まで行うかは、年齢によっても考え方が異なります。
A.妊娠には性交時期だけでなく、正常な排卵、卵管の働き、精子、受精、胚の移動、着床など複数の過程が必要です。
排卵時期が合っていても、そのほかの過程に問題があれば妊娠しない場合があります。
A.3周期妊娠しなかったことだけで、不妊原因や自然妊娠の可能性を判断することはできません。
年齢、不妊期間、これまでの検査結果、実際に適切な時期に性交できたかを合わせて考えます。
A.6周期程度は治療方針を見直す一つの時期ですが、全員が同じ回数で人工授精へ進むわけではありません。
35歳以上ではより早めに見直す場合があり、反対に年齢が若く不妊期間が短ければタイミング法を継続する場合もあります。
A.原因不明不妊の可能性があります。
基本検査では確認しにくい軽症子宮内膜症、卵管周囲癒着、卵管の配偶子輸送障害、受精障害などが隠れている場合があります。
「検査が正常=妊娠しない原因が存在しない」という意味ではありません。
A.AMHだけで自然妊娠できる・できないを判断することはできません。
AMHは主に卵巣予備能を考える指標で、特に卵巣刺激に対する反応・採卵数を予測する際の参考になります。
年齢、排卵、卵管、精液所見などと合わせて評価する必要があります。
A.排卵障害がある場合には、排卵誘発が有効な治療になることがあります。
一方、すでに正常排卵している原因不明不妊では、排卵誘発剤を追加してタイミング法を続ければ必ず妊娠しやすくなるとは限りません。
A.年齢、不妊期間、両側卵管閉塞、重度男性因子などによっては、人工授精を長期間行わず体外受精・顕微授精を検討する場合があります。
タイミング法→人工授精→体外受精を必ずすべて順番に行う必要があるわけではありません。
タイミング法で妊娠しないと、「排卵日の予測が間違っているのでは」と考えがちです。
しかし、妊娠成立には、
という複数の過程が必要です。
そのため、排卵日に合わせて性交していても、排卵障害、卵管因子、男性因子、子宮・骨盤内病変などがあれば妊娠につながらない場合があります。
まずは、
について確認しましょう。
また、これらの基本検査に明らかな異常がなくても、原因不明不妊の場合があります。
日本産科婦人科学会では、通常の一次検査では確認しにくい病態として、軽症子宮内膜症、軽度卵管周囲癒着、卵管の配偶子輸送障害、受精障害などを挙げています。
一方で、原因が分からないからといって特殊な検査を無制限に追加すればよいわけでもありません。
症状や治療歴から疑われる病態に応じて、必要な二次検査を選ぶことが重要です。
そして、原因だけでなく年齢と治療に使った時間も確認しましょう。
年齢が比較的若く、不妊期間が短く、自然妊娠を期待できる条件がそろっていればタイミング法を継続する場合があります。
一方、軽度男性因子、性交障害、原因不明不妊などでは人工授精、両側卵管閉塞、重度男性因子、年齢などによっては早めの体外受精・顕微授精を検討します。
タイミング法で妊娠しないときに大切なのは、妊娠しないたびに同じタイミング法を繰り返すことではありません。「妊娠成立までのどの工程を確認できているか」「なぜ次もタイミング法を続けるのか」「いつ人工授精・体外受精へ進むのか」を主治医と共有することです。
主な参考情報
不妊治療や生殖補助医療に関する高度な専門知識と技術を持つ「日本生殖医学会認定生殖医療専門医」が常勤で在籍しているクリニック・病院の中から、治療の目的別に優れた病院・クリニック3院をご紹介します(2025年3月調査時点)。
体外受精を含め、専門医の体制や具体的な治療実績を確認しながら、本格的に不妊治療を進めたい方に向いています。
不妊治療だけでなく、体調や生活習慣、漢方なども含めて妊娠に向けた身体づくりを相談したい方に向いています。
男性側の不妊原因を詳しく調べたい方や、検査だけでなく手術を含めた男性不妊治療まで相談したい方に向いています。
※1参照元:足立病院「数字でわかる足立病院」https://www.adachi-hospital.com/numbers/
※2参照元:足立病院「体外受精(凍結融解胚移植)による35歳未満の妊娠率(2024年度実績)」https://www.adachi-hospital.com/infertility/achievements/
※3参照元:日本産婦人科学会「ART臨床実施成績データ2022(PDF)」https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf